FOOD
藤本壮介設計の〈東京日仏学院〉に、ベルナール・ロワゾーの精神を受け継ぐビストロが誕生。
『カーサ ブルータス』2024年9月号より
August 25, 2024 | Food, Architecture | window on the world | text_Housekeeper
藤本壮介が設計を手がけた〈東京日仏学院〉新校舎〈ビレッジ・アズ・アンスティチュ〉の1階に、日本でも多くの人々に愛されたフランス料理界の伝説的シェフ、ベルナール・ロワゾーの精神を受け継ぐビストロがオープン。
ベルナール・ロワゾーは、素材の味を引き立てるシンプルで革新的な料理で知られる、フランス料理界の巨匠。1992年から95年にかけては、兵庫・神戸に〈ラ・コート・ドール〉の支店をオープンしていたことも。クリームやバターを使用しない軽やかなソースを特徴とし、「水の料理」と謳われるベルナールの調理法は多くの日本人にも親しまれた。
ベルナールが2003年に逝去した後、現在は長女のべランジェール・ロワゾーが〈ロワゾー・ドゥ・フランス〉グループの代表を務め、次女のブランシュ・ロワゾーがシェフとして腕を振るう。「今回、30年ぶりに日本に戻って再び店を開けることを嬉しく思います」と話すのは、〈ロワゾー・ドゥ・フランス〉のオープンに際し来日しているシェフのブランシュ・ロワゾー。
ベルナールが2003年に逝去した後、現在は長女のべランジェール・ロワゾーが〈ロワゾー・ドゥ・フランス〉グループの代表を務め、次女のブランシュ・ロワゾーがシェフとして腕を振るう。「今回、30年ぶりに日本に戻って再び店を開けることを嬉しく思います」と話すのは、〈ロワゾー・ドゥ・フランス〉のオープンに際し来日しているシェフのブランシュ・ロワゾー。
コースではプロヴァンス、ブルゴーニュ、リヨン、パリなど、フランス各地の郷土料理を楽しむことができ、ワインも10箇所以上の地域から厳選されたものを取り揃える。ブランシュは「コースを通じて、まるで座ったままフランス各地を旅しているかのような体験ができます」と語る。
営業形態は堅苦しいレストランではなく、よりカジュアルなビストロに。「フランス料理にあまり馴染みのない日本の方々にも気軽に楽しんでいただき、日本在住のフランス人には懐かしい味を提供したい」とブランシュ。カフェやスナックとしても利用できるほか、入り口にはフランスの小物を販売するブティックも併設する。日本とフランスを繋ぐ文化交流の拠点で、ベルナール・ロワゾーのエッセンスが感じられる料理を味わいたい。
営業形態は堅苦しいレストランではなく、よりカジュアルなビストロに。「フランス料理にあまり馴染みのない日本の方々にも気軽に楽しんでいただき、日本在住のフランス人には懐かしい味を提供したい」とブランシュ。カフェやスナックとしても利用できるほか、入り口にはフランスの小物を販売するブティックも併設する。日本とフランスを繋ぐ文化交流の拠点で、ベルナール・ロワゾーのエッセンスが感じられる料理を味わいたい。