FOOD
そばを存分に味わう〈蕎麦懐石 義〉|寺尾妙子のNEWSなレストラン
| Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
セレブ御用達のNY〈雅〉やテレビでお馴染み〈賛否両論〉で腕を磨いた店主による恵比寿〈蕎麦懐石 義(ぎ)〉。香り高いそばを主役にしたコースが評判を呼んでいる。
恵比寿〈蕎麦懐石 義〉が話題になっている。店としてはまだ新しいが、店主、齋藤義展はかつて和食〈賛否両論〉の支店〈賛否両論メンズ館〉料理長として、そば懐石を提供していた実績を持つ。だから献立もサービスもこなれ感がある。そして何より、そばが絶品なのだ。
料理は昼6品、夜8品のおまかせコースが基本。主役のそばは2種類で、月替りの変わりそばか、せいろのどちらかを選ぶ。
料理は昼6品、夜8品のおまかせコースが基本。主役のそばは2種類で、月替りの変わりそばか、せいろのどちらかを選ぶ。
毎朝、店主自ら打つ細切りの麺は、つゆをくぐらせても、しっかりと素材の個性がわかるほど、香りが濃い。が、ツルッとすすった後は、ごく爽やかだ。
「麺をゆでたあとの水切りはしっかりやる方がいいとされてきたのですが、あえて水切りを甘くして、食感を軽くしています。麺がキンキンに冷えた水をまとうことで、サラッとキレがよくなりますから。単体ではなく、コース料理の一品として考えています。」と齋藤は語る。
さらに軽やかさを求めて、返しには一般的な厚削りを使わず、お椀同様、まろやかな一番出汁をベースに用いる。麺も返しも独創的だが、食べれば納得。
「麺をゆでたあとの水切りはしっかりやる方がいいとされてきたのですが、あえて水切りを甘くして、食感を軽くしています。麺がキンキンに冷えた水をまとうことで、サラッとキレがよくなりますから。単体ではなく、コース料理の一品として考えています。」と齋藤は語る。
さらに軽やかさを求めて、返しには一般的な厚削りを使わず、お椀同様、まろやかな一番出汁をベースに用いる。麺も返しも独創的だが、食べれば納得。
修業先であるハリウッドスター御用達、NY〈雅〉のテイストも取り入れたコースには〈賛否両論〉の定番も数品、組み込まれている。
夜は、お椀、お造り3種を盛った向付に続いて、焼物となる。皮目をこんがり焼いた、もみじ鯛にトリュフソースがよく合う。その後、茶碗蒸しを挟み、いよいよ主役のそば。
「蕎麦コーヒーアイス最中」「抹茶ブリュレ」など、5種類から2種類選べるデザートも楽しい。
夜は、お椀、お造り3種を盛った向付に続いて、焼物となる。皮目をこんがり焼いた、もみじ鯛にトリュフソースがよく合う。その後、茶碗蒸しを挟み、いよいよ主役のそば。
「蕎麦コーヒーアイス最中」「抹茶ブリュレ」など、5種類から2種類選べるデザートも楽しい。
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寺尾妙子
てらお たえこ 食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。
