山形の自然と共存する〈タケダワイナリー〉へ | 行くぜ、東北。
August 31, 2015 | Food, Travel | sponsored | photo_Tetsuya Ito text_Kei Sasaki editor_Akio Mitomi
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左から/ワイナリーの看板ともいえるデイリーワイン《タケダワイナリーシリーズ 蔵王スターワイン 赤2014収穫》1,296円。《ドメイヌ・タケダシリーズ ベリーA古木2013》3,780円。シャルドネ、ピノ・ノワールでつくる《ドメイヌ・タケダ アッサンブラージュ・スペシャル2013》3,024円。酸化防止剤無添加でつくるデラウェア100パーセントの発泡ワイン《タケダワイナリーシリーズ サンスフル 白2014》1,944円(すべてワイナリー直販価格)。年間生産量は約30万本。
大学を卒業後、フランスで栽培醸造学を学び、帰国後に実家のワイナリーで働き始めた岸平典子さん。ワイン特区が誕生して以来、異業種から転向しワインづくりを志す女性も現れ始めているが、岸平さんが栽培・醸造責任者兼社長に就任した2005年は、国内に女性ヴィニュロンなどいない時代だった。
国内屈指の樹齢を誇るマスカットベリーA(写真)とブラッククイーンは、3代目の重三郎さんが1930年代に植えたもの。樹齢70余年のマスカットベリーAで醸されるワインは《ドメイヌ タケダ ベリーA 古木》としてリリースされる。
醸造にはフランスから輸入したステンレスタンク(写真)とホーロータンクを使用。15℃の地下水で温度管理をしながら醗酵させる。
熟成に使用する樽はフレンチオークが中心。その年のぶどうの出来やワインの様子を見ながら、樽材の産地や新樽比率などを決定していく。
蔵王連山のふもと、かみのやま温泉郷のほど近くにある〈タケダワイナリー〉。山形盆地の影響で過去に日本最高気温を記録したことがあるほど夏が暑く、朝晩の寒暖差がある気候は、ぶどう栽培に適している。東南向きの斜面を中心とした自社畑は15ヘクタール。見学も随時受け付けている開かれたワイナリーだ。