ファッションとメディアに着目した「ファション イン ジャパン」展|石田潤のIn The Mode
| Fashion, Culture, Design | casabrutus.com | photo_Shin-ichi Yokoyama text_Jun Ishida editor_Keiko Kusano
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1971年に日本人として初めてロンドンでファッションショーを行った山本寛斎は、一躍、話題のデザイナーとなり、デヴィッド・ボウイからツアー衣装のデザインを依頼された。

昭和初期のモダンガールを描いた榎本千花俊の絵画《池畔春興》(1932)と田中千代による《パジャマ・ドレス》(1932)。ヨーロッパやアメリカで洋裁を学んだ田中千代は戦前から戦後にかけて日本のファッション界をリードしたデザイナーの一人。

戦前のファッションを伝えるメディアにおいて活躍したのが中原淳一。洋服から和装、髪型、小物まで、イラストレーションを通じて着こなしを指南した。

戦後の洋裁ブームとともに服飾関係の雑誌も誕生した。花森安治は、大橋鎭子とともに衣裳研究所(のちの暮しの手帖社)を設立し、1946年に『スタイルブック』を、1948年に『美しい暮しの手帖』(のちに『暮しの手帖』に改題)を創刊する。
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