古今東西 かしゆか商店【縄飾り】
『カーサ ブルータス』2019年1月号より
| Design, Travel | KASHIYUKA’s Shop of Japanese Arts and Crafts | photo_Keisuke Fukamizu editor_Masae Wako hair & make-up_Masako Osuga translation _ Mika Yoshida & David G. Imber
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古事記にもその名が記される神話の里・高千穂郷で、しめ縄や縁起物の縄飾りをつくる〈わら細工 たくぼ〉。3代目の甲斐陽一郎さんによる製作を間近で見て、「縄を綯う所作の美しさに感激しました」と店主かしゆか。

Purchase No. 10【 縄飾り 】 稲わらを綯ってつくる、素朴で美しい『祈りの形』。

酉の顔をつくる。

自分たちで食べる分の米を育て、その稲わらを縄飾りに使う。

完成した「祝酉」と対面。「この愛らしい形に、多くの意味と祈りが込められているんですね」。

刈り取った稲を昔ながらの稲架で天日干し。

毎年12月は地元のためだけにしめ縄を製作。

固くねじり締めた縄に、竹の道具で飾りを通す。