DESIGN
〈ポスタルコ〉と〈カリモク〉がコラボレーション!
| Design | casabrutus.com | text_Housekeeper
〈ポスタルコ〉のデザイナー、マイク・エーブルソンが長年空想していたチャーミングなアイデアを、あの〈カリモク〉が実現しました!
ステーショナリーやカバンなどの美しい日用品を生み出す〈ポスタルコ〉と、日本の老舗家具メーカー〈カリモク〉が初めての共同製作となる椅子を発表した。マイクさんが氷上を走る犬ゾリから着想を得た椅子で、その名も《モーグルスキーチェア》。
脚部分はスキーの板型に、そして、手すりはソリを押すハンドルのような曲線を描いている可愛らしいフォルム。
「脚がスキーの板になっていたら、床をスムーズに滑るので、座ったり、立ったりしやすいはず」と日頃から考えていたマイク・エーブルソン。ただ、つくる術を持っていなかったので長い間、空想にとどまっていたという。
「脚がスキーの板になっていたら、床をスムーズに滑るので、座ったり、立ったりしやすいはず」と日頃から考えていたマイク・エーブルソン。ただ、つくる術を持っていなかったので長い間、空想にとどまっていたという。
そんなある日、マイク・エーブルソンが〈カリモク〉を訪れ、このアイデアを話したことがきっかけで、共同製作をすることに。
〈カリモク〉の「座り心地」を研究する部門と何度もプロトタイプをつくり、たどり着いたのは強度の強いナラ材と軽いクリ材。老舗メーカーが持つ知恵から、犬ゾリ特有のシェイプが実現し、さらに独特の滑らかな手触りが生まれた。
〈カリモク〉の「座り心地」を研究する部門と何度もプロトタイプをつくり、たどり着いたのは強度の強いナラ材と軽いクリ材。老舗メーカーが持つ知恵から、犬ゾリ特有のシェイプが実現し、さらに独特の滑らかな手触りが生まれた。
アイデアは奇想天外だけれど、できあがったモノは長い時間をかけて使い込みたくなるベーシックなデザイン。「毎日使う物を先入見なしに観察して、そこにモノ作りの契機とヒントとインスピレーションを見つける」という〈ポスタルコ〉の哲学と〈カリモク〉の歴史ある技術力が出合ったからこそ生まれた椅子だ。受注は12月25日(火)まで。〈ポスタルコ京橋店〉とオンラインショップにて注文可能。
