
東京駅丸の内駅舎
Tokyo Station Marunouchi Building (1914)
by Kingo Tatsuno
- Text: Katsura Hiratsuka
- Photo: Futoshi Osako
1914年竣工。設計:辰野金吾。約1世紀にわたり、首都の玄関として機能している駅舎で、皇居に正対して建つ全長335mに及ぶランドマーク。ドイツ人建築家バルツァーの原案を元に、日本人建築家の草分けとして知られる辰野金吾が設計した。「辰野式」と呼ばれる赤レンガと白いラインの外観で、構造はコンクリートの性能を疑問視した辰野の意志で鉄骨レンガ造が選ばれた。2012年、第二次世界大戦で焼失したドームや3階部分が再建。