
ルヌガンガ
Lunuganga(1947〜98)
by Geoffrey Bawa
- Photo: AFLO
- Text: Naoko Aono
- Editor: Wakako Miyake
1947年〜98年竣工。 設計:ジェフリー ・バワ。スリランカの国民的建築家が理想郷を目指して作った庭園と邸宅。湖に張り出した半島にあったゴム園にマンゴーやオリーブの木、竹を植え、生い茂る木に隠れるようにバワの兄、ベヴィス・バワによる彫刻や池を設えた。彼は1998年に病に倒れるまでここで安らぎ、建築の思索にふける。例えば鶏小屋はスリランカ国会議事堂の、〈シナモン・ヒル・ハウス〉と呼ばれる家は〈ヘリタンス・カンダラマ〉などのアイデアにつながっている。 現在、庭園に点在する建物はホテルとして一般に開放され、庭園のみの見学も可能。バワがお気に入りだった、池を見下ろすポイント〈ウォーター・ガーデン〉での優雅なランチは特におすすめ。