DESIGN
エーロ・アールニオが子供のための遊具をデザイン!
『カーサ ブルータス』2018年2月号より
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北欧の巨匠と日本の遊具メーカーのコラボレーションが実現。3つのユーモラスな遊び道具が誕生しました。
深澤直人や佐藤卓、五十嵐久枝など、人気デザイナーともに遊具や遊びの空間の開発を行ってきた〈ジャクエツ〉。今回、初の海外デザイナーとのコラボレーションとして、フィンランドの巨匠、エーロ・アールニオと遊具を発表した。
生み出されたのは、ちょっととぼけた表情と丸っこいフォルムが愛らしい3つの生き物たち。名作チェア《ポニー》を彷彿させる、大人でも思わず撫でたくなってしまうデザインだ。アールニオの「子供たちには、遊びを自由に発想させてあげなければいけない」という思いが込められ、どれも遊び方は限定していない。乗っかるもよし、寄りかかるもよし、滑り降りるもよしーー本能のおもむくままに遊ぶ楽しさを引き出すデザインになっている。優しい雰囲気に癒やされる3匹は、すでに導入されている幼稚園や保育園でもすっかり子供たちに愛され、人気者になっているようだ。
Eero Aarnio
エーロ・アールニオ 1932年フィンランド・ヘルシンキ生まれ。《ボールチェア》《ポニー》《ティピ》など、大胆で遊び心にあふれた家具を多数デザインし、世界中で人気を集めている。
