DESIGN
塵もゴミも軽やかに取り去る、美しい箒。【今日の逸品】
October 17, 2024 | Design | 今日の逸品 | casabrutus.com『払う、拭う、磨く。心も整う“掃除の道具”10選。』より | photo_Satoshi Nagare text_Masae Wako
カーサ ブルータスの人気企画「10選」シリーズから、こだわりの逸品をジャンルレスに日替わりでご紹介します。
〈箒工房佐京窯〉の《南部和箒》
高性能掃除機でも取りづらい床のホコリやカーペットの糸くずを、面白いほどササッと絡め取ってしまう道具がある。その名は《南部和箒》。東北の地で育てたホウキモロコシ独特のちりちりっと縮れた穂が、小さな塵もゴミも軽やかに取り去ってくれるのだ。
つくり手は青森県の〈箒工房佐京窯〉。自ら育てたホウキモロコシを1本1本手刈りで収穫し、蒸し煮して干して選別して、箒に編み上げる。その穂は柔かいけれどコシがあり、何十年も使える強さを備えている。
いちばんの魅力は、細部まで惚れ惚れするほど美しい姿。リビングの壁に掛けておきたくなるから、ホコリが気になった時にすぐ掃ける。使ってみると音の心地よさにもハッとする。音楽を聴きながら、鼻歌を歌いながら。ストレスなく掃除できるのがうれしい。
日本最古の書物『古事記』にも祭祀の道具として登場する箒。身辺を清め、魔を払う神聖な存在は、現代の暮らしにも美しさと心地よさと、気持ちの平安をもたらしてくれる。
問い合わせ先
つくり手は青森県の〈箒工房佐京窯〉。自ら育てたホウキモロコシを1本1本手刈りで収穫し、蒸し煮して干して選別して、箒に編み上げる。その穂は柔かいけれどコシがあり、何十年も使える強さを備えている。
いちばんの魅力は、細部まで惚れ惚れするほど美しい姿。リビングの壁に掛けておきたくなるから、ホコリが気になった時にすぐ掃ける。使ってみると音の心地よさにもハッとする。音楽を聴きながら、鼻歌を歌いながら。ストレスなく掃除できるのがうれしい。
日本最古の書物『古事記』にも祭祀の道具として登場する箒。身辺を清め、魔を払う神聖な存在は、現代の暮らしにも美しさと心地よさと、気持ちの平安をもたらしてくれる。
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