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100脚の椅子でデザインの100年を知る展覧会が、東名阪の高島屋で開催。
February 16, 2024 | Design, Architecture | PR | photo_Yukinori Otsuka text_Yoshinao Yamada
椅子研究家として知られる東海大学名誉教授の織田憲嗣。その膨大なコレクションからデザインの1世紀を紐解く展覧会が、東京・大阪・名古屋の髙島屋で開催されます。
アーツ・アンド・クラフツ運動に始まり、アールヌーボー、アールデコ、ドイツ工作連盟、バウハウス、ミッドセンチュリー、イタリアンモダン、ポストモダン……。産業革命から続く工業化と大量生産方式の普及、2度にわたる世界大戦からの復興や技術革新などを背景に、20世紀はさまざまなデザインが人々の生活を発展させた100年であった。その変遷を椅子研究家の織田憲嗣が収集するコレクションで読み解く『椅子とめぐる20世紀のデザイン展』が、2月から髙島屋各店を巡回する。
4つの時代で章立てされる会場では、時代ごとの社会背景や生活様式、そして新しく登場した技術に目を向ける。デザインの100年を代表する100脚の椅子が主役だが、照明、食器、キッチン用品、家電製品、事務用機器、玩具などを交えることで、より複層的に人々の生活を豊かにしたデザインに迫った。そこにある美しい形状に込められた思いや視点は、どのようなものだったのだろうか。
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