〈HAY OSAKA〉が〈大阪中之島美術館〉にオープン!
| Design | casabrutus.com | text_Akiko Konishi editor_Keiko Kusano
Photo Gallery写真ギャラリー

〈MARKET〉〈ROOM〉〈MUSEUM〉と3つのコンセプトの空間が拡がる〈HAY OSAKA〉。異なる床材やタイルを使い、フロア面にはレベル差も設けている。それぞれの空間を回遊しながら、楽しい買い物体験が叶う。

内装ディレクションを担当した、プロダクトデザイナーの倉本仁。プロジェクトのコンセプトやストーリーを明快な造形表現で伝えるアプローチで家具、家電製品、アイウェアから自動車まで多彩なジャンルのデザイン開発に携わる。

東大阪のひし形金網を製造するメーカーとの協業で特注したという空間の間仕切り用の金網フェンスには〈HAY〉のプロダクトカラーが用いられている。金属を編むという点からも、倉本が手がけた《KNIT》コートラックと通ずる意匠が感じられる。

まるでゴムボートのような〈HAY OSAKA〉オリジナル什器(部分)。ボンっと膨らみ、内部にストックが収納できるのはもちろん、使わない時は空気を抜いて折り畳み、コンパクトにしまうこともできる什器は、日本の人気コミックから着想を得たものだという。こんなユニークな遊び心も〈HAY〉と倉本のコラボレーションならではだ。

コペンハーゲンの旗艦店〈HAY HOUSE〉でも使用されているイタリア製のタイルを使用したカウンター。本国ディレクターのメッテ・ヘイからのリクエストを再解釈し、日本のローカライズさを包合させたインダストリアルな空間に。
Loading...