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〈HAY OSAKA〉が〈大阪中之島美術館〉にオープン!

| Design | casabrutus.com | text_Akiko Konishi   editor_Keiko Kusano

2002年にデンマークで設立、コンテポラリーかつ新旧が融合した革新的なインテリアアイテムを揃え、北欧にとどまらず世界中でその展開を拡げる〈HAY〉。2022年3月、国内2店舗目となる〈HAY OSAKA〉が〈大阪中之島美術館〉にオープン。昨年、同ブランドで《KNIT》コートラックを発表した、プロダクトデザイナーの倉本仁が内装ディレクションを手がけている。

〈MARKET〉〈ROOM〉〈MUSEUM〉と3つのコンセプトの空間が拡がる〈HAY OSAKA〉。異なる床材やタイルを使い、フロア面にはレベル差も設けている。それぞれの空間を回遊しながら、楽しい買い物体験が叶う。
〈MARKET〉〈ROOM〉〈MUSEUM〉と3つのコンセプトの空間が拡がる〈HAY OSAKA〉。異なる床材やタイルを使い、フロア面にはレベル差も設けている。それぞれの空間を回遊しながら、楽しい買い物体験が叶う。
内装ディレクションを担当した、プロダクトデザイナーの倉本仁。プロジェクトのコンセプトやストーリーを明快な造形表現で伝えるアプローチで家具、家電製品、アイウェアから自動車まで多彩なジャンルのデザイン開発に携わる。
内装ディレクションを担当した、プロダクトデザイナーの倉本仁。プロジェクトのコンセプトやストーリーを明快な造形表現で伝えるアプローチで家具、家電製品、アイウェアから自動車まで多彩なジャンルのデザイン開発に携わる。
〈MARKET〉〈ROOM〉〈MUSEUM〉と3つのコンセプトの空間が拡がる〈HAY OSAKA〉。異なる床材やタイルを使い、フロア面にはレベル差も設けている。それぞれの空間を回遊しながら、楽しい買い物体験が叶う。
内装ディレクションを担当した、プロダクトデザイナーの倉本仁。プロジェクトのコンセプトやストーリーを明快な造形表現で伝えるアプローチで家具、家電製品、アイウェアから自動車まで多彩なジャンルのデザイン開発に携わる。
世界中に25店舗の展開を拡げる〈HAY〉。日本では2018年に東京・表参道に1号店がオープンしており、大阪でのストアは国内2店舗目となる。

立地は2022年2月に開館したばかりの〈大阪中之島美術館〉の1階の路面に位置する。ストアの内外に3箇所の出入り口があるため、回遊性も高い。内装は〈HAY〉のレギュレーションや世界観を押さえつつも、生粋のプロダクトデザイナーとしての倉本の視点と特異なアプローチが際立った仕上がりになっている。
東大阪のひし形金網を製造するメーカーとの協業で特注したという空間の間仕切り用の金網フェンスには〈HAY〉のプロダクトカラーが用いられている。金属を編むという点からも、倉本が手がけた《KNIT》コートラックと通ずる意匠が感じられる。
東大阪のひし形金網を製造するメーカーとの協業で特注したという空間の間仕切り用の金網フェンスには〈HAY〉のプロダクトカラーが用いられている。金属を編むという点からも、倉本が手がけた《KNIT》コートラックと通ずる意匠が感じられる。
まるでゴムボートのような〈HAY OSAKA〉オリジナル什器(部分)。ボンっと膨らみ、内部にストックが収納できるのはもちろん、使わない時は空気を抜いて折り畳み、コンパクトにしまうこともできる什器は、日本の人気コミックから着想を得たものだという。こんなユニークな遊び心も〈HAY〉と倉本のコラボレーションならではだ。
まるでゴムボートのような〈HAY OSAKA〉オリジナル什器(部分)。ボンっと膨らみ、内部にストックが収納できるのはもちろん、使わない時は空気を抜いて折り畳み、コンパクトにしまうこともできる什器は、日本の人気コミックから着想を得たものだという。こんなユニークな遊び心も〈HAY〉と倉本のコラボレーションならではだ。
東大阪のひし形金網を製造するメーカーとの協業で特注したという空間の間仕切り用の金網フェンスには〈HAY〉のプロダクトカラーが用いられている。金属を編むという点からも、倉本が手がけた《KNIT》コートラックと通ずる意匠が感じられる。
まるでゴムボートのような〈HAY OSAKA〉オリジナル什器(部分)。ボンっと膨らみ、内部にストックが収納できるのはもちろん、使わない時は空気を抜いて折り畳み、コンパクトにしまうこともできる什器は、日本の人気コミックから着想を得たものだという。こんなユニークな遊び心も〈HAY〉と倉本のコラボレーションならではだ。
イイジマデザインの飯島靜に設計協力を仰ぎ構成された空間は〈MARKET〉〈ROOM〉〈MUSEUM〉という3つのコンセプトから成り立つ。

出店する大阪の地域文化や地場の素材を取り入れ、金網のフェンス、既存の建築資材やパーツに加工を施したオリジナル什器など、日本ならではのローカライズさを融合させたことで、コンテンポラリーなブランドイメージをさらに昇華させることに成功。そして、やはりプロダクトデザイナーたるゆえんか、什器も壁の意匠も全てが〈HAY〉のプロダクトとして購入できるのではないかと感じてしまうほどの完成度だ。

「せっかくの機会なので、大阪のローカライズされたものをデザインに組み込みたいなと。什器や壁面に使ったフェンスの柄も含めて、良い形で化学反応が出た〈HAY〉になったと思います」と、倉本は言う。
コペンハーゲンの旗艦店〈HAY HOUSE〉でも使用されているイタリア製のタイルを使用したカウンター。本国ディレクターのメッテ・ヘイからのリクエストを再解釈し、日本のローカライズさを包合させたインダストリアルな空間に。
コペンハーゲンの旗艦店〈HAY HOUSE〉でも使用されているイタリア製のタイルを使用したカウンター。本国ディレクターのメッテ・ヘイからのリクエストを再解釈し、日本のローカライズさを包合させたインダストリアルな空間に。
●市場のような賑わいをイメージした〈MARKET〉

豊富なラインナップを誇る〈HAY〉のプロダクトの楽しさを存分に体感できるよう、市場のような賑わいをイメージした〈MARKET〉は同時にミュージアムショップとしての役割も担う。コンテンポラリーかつカラフルで遊び心に溢れた、〈HAY〉ならではのホームアクセサリーを選ぶことができる。
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