クリエイター30人の“世に出ていない秘蔵品”がお蔵出し。
| Design | casabrutus.com | text_Housekeeper
Photo Gallery写真ギャラリー

〈ワールド北青山ビル〉での展示風景。©️Nacasa & Partners

《Vannfall/NedreFoss》JIN KURAMOTO STUDIO 不揃いや不完全の魅力を量産製品で表現することを試み、デザインされた水差し「Vannfall」。量産製品版は手で作った原型モデルを3Dスキャンし、成形ガラス用の金型を制作した。プロジェクト初期の原型モデルを出展。

山中一宏《A DIFFERENT CORNER》。シンプルなフレームとガラスのパネルのみによる構成したサイドテーブル。連結部分を少しずらすことでオブジェのような佇まいに。

寺山紀彦《Bulge lines / gray》。“自分の芯となる考えを形状にして出す”と考えて手作業から生まれたワイヤー作品を蔵出し。

we+《Swirl》。照明作品「Swirl」の原型をリユースし制作されたフラワーベース。水流の渦を可視化した。

DRILL DESIGN《Paper-Wood Chair》Orange。薄板に再生紙を挟んだ画期的な合板「Paper-Wood」。東京オリンピック2020の施設をはじめさまざまな空間で採用されている。こちらはDRILL DESIGNによる「Paper-Wood」の原石といえる作品。

熊野亘《T-Bench》。スイス・ローザンヌにあるアーティストレジデンス内の菩提樹周辺に設置予定のベンチの習作。菩提樹の周辺に木造建築のような構造体のベンチを配置し、現地の人が東の国の空気を感じてもらえるようにという思いでデザインされた。

Yusuke Seki《Sekilog》。Yusuke Sekiの代表、関祐介のスマホに入っているインスピレーションソースをドキュメント化したもの。2013年〜2021年10月までの期間に関自身が撮りためたスクリーンショットの集積。

〈ミナ ペルホネン〉によって生み出されたテキスタイルを、時もテーマも超えて融合させ有機的な形を生んだ「Foresta di Gemma(宝石の森)」。円周の異なる楕円形パーツを縫い合わせることで、偶発的に生まれてくる形をクッションという機能の中に表現している。

左から時計回りにヴィクトリア・ウィルモットによる《Horinzontal Zigzag Vase》《Portaogetti II》《Zigzagogetti》。《Horinzontal Zigzag Vase》はもともとテーブルの脚用に制作されたプロトタイプが花瓶になったもの。

元木大輔 / DDAA《△ High Stool》。公園〈HIROPPA〉のためにデザインされたハイスツールのモックアップ。座面を三角にすることで斜め方向にスタッキングできる。

スキーマ建築計画「まかない家具」シリーズ。大工などが現場の工事中に必要な作業台や道具置き場を、あり合わせの材料で作った「まかない家具」を制作する試み。