CULTURE
吉村靖孝さん、なぜ建築を漫画に? 「建築家の作家性」を問う展覧会が〈TOTO ギャラリー・間〉で開催中。
『カーサ ブルータス』2025年2月号より
February 7, 2025 | Culture, Architecture | a wall newspaper | text_Housekeeper
新しい建築のあり方を模索する建築家・吉村靖孝に「建築家の不在」とは何なのか聞きました。
住む場所の自由を具現化した半動産建築〈ホームトゥーゴー#001〉や、コンテナ形式で多様に組み合わせ可能な “空飛ぶクルマの空港”〈VERTIPORT〉(進行中)などを手がける建築家・吉村靖孝。建築と暮らしの新たな姿を模索する吉村による展覧会『マンガアーキテクチャ ー建築家の不在』が、1月16日から〈TOTOギャラリー・間〉で開催される。
建築の持つ「作家性」について見つめ直す、挑戦的な展覧会だ。
建築の持つ「作家性」について見つめ直す、挑戦的な展覧会だ。
「副題の『建築家の不在』は、建築が自分の意図を超えた部分で独自の “作家性” を獲得しているかもしれない、そんなことを思ってつけました。実は2年前に脳出血になり、言葉も発せない状態だったのですが、次第に回復する時期と、展示の準備が重なって、建築家が不在のまま展示をすることはできるだろうか、と思ったんです」
なぜ “漫画” なのか。そこには建築と漫画の共通点があるという。
なぜ “漫画” なのか。そこには建築と漫画の共通点があるという。
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