ART
アレクサンダー・カルダーが創造した、動く彫刻「モビール」。
August 29, 2017 | Art | a wall newspaper | photo_Ron Amstutz, Brian Kelley (c)2017 Calder Foundation, New York / Artists Rights Society(ARS) text_ Mika Yoshida & David G. Imber
「モビール」とは、アレクサンダー・カルダーが1930年代に創造したアート形態。動く彫刻という発想も斬新だが、その動き自体が作品だ。
シンプルに旋回するものから、神秘的に動くもの、影の動きが主役の作品、音が鳴るものもある。動いてこそのモビールだが、67年にカルダーが他界して以降、作品保全のため、ほぼ静止した状態での展示が主流となった。
今回の回顧展では、長年止まっていたモビールを動かし、本来カルダーが見せたかった姿で披露する。紹介するのはモーターで作動する初期の作品から、銅鑼(ゴング)、スタンド型や吊り下げタイプまで計36点。会期中は1日3〜10回ほど、スタッフがモビールを手で動かす。動きや音を前面にフィーチャーする展覧会が実現したのも、カルダーと親交の厚かったホイットニーだからこそ。またアート・リンゼイをはじめとする音楽家やダンサーが、カルダーにインスパイアされたパフォーマンスを催すシリーズも行う。
今回の回顧展では、長年止まっていたモビールを動かし、本来カルダーが見せたかった姿で披露する。紹介するのはモーターで作動する初期の作品から、銅鑼(ゴング)、スタンド型や吊り下げタイプまで計36点。会期中は1日3〜10回ほど、スタッフがモビールを手で動かす。動きや音を前面にフィーチャーする展覧会が実現したのも、カルダーと親交の厚かったホイットニーだからこそ。またアート・リンゼイをはじめとする音楽家やダンサーが、カルダーにインスパイアされたパフォーマンスを催すシリーズも行う。