ART
パティ・スミスが綴る“音の記憶”とアーティストの本質。
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〈東京都現代美術館〉にて、伝説的アーティスト=パティ・スミスと、ベルリンを拠点に活動する音響芸術集団=サウンドウォーク・コレクティヴによる、サウンドと映像によるインスタレーション『Correspondences(コレスポンデンス)』が日本初公開される。
「アートとは何か?」「アーティストの役割とは?」——そんな問いに対するひとつの“返答”が、東京に届く。50年以上にわたり創作活動を続けるアーティスト=パティ・スミスと、場所や状況に応じたサウンドプロジェクトを制作する現代音響芸術プラットフォームであるサウンドウォーク・コレクティヴ。彼らが手がけ、ジョージア、コロンビア、ギリシャ、ブラジル、アメリカ⋯と世界を巡回していたオーディオビジュアル・インスタレーション『Correspondences(コレスポンデンス)』が、いよいよ日本にやってくるのだ。
本展は、〈東京都現代美術館〉が開館30周年を機に始動する新プロジェクト「MOT Plus」の第一弾。展覧会形式にとどまらず、パフォーマンスや上映などジャンルを横断する“実験的プラットフォーム”として構想されたMOT Plus。その幕開けにふさわしく、音・映像・言葉のコラボレーションが、わたしたちの感覚と意識を深いところで揺さぶってくる。
『Correspondences』は、10年以上にわたる両者の対話と共鳴から生まれたプロジェクトだ。サウンドウォーク・コレクティヴのステファン・クラスニアンスキーは、詩的かつ歴史的な意味をもつ土地に赴き、フィールドレコーディングによって「音の記憶」を収集。パティ・スミスはその音に耳を澄ませ、言葉を紡ぎ、詩として綴る。そしてその詩にインスピレーションを得て、コレクティヴが映像を制作。まさに“往復書簡(correspondences)”のようなプロセスを経て、ひとつひとつの作品が完成する。
『Correspondences』は、10年以上にわたる両者の対話と共鳴から生まれたプロジェクトだ。サウンドウォーク・コレクティヴのステファン・クラスニアンスキーは、詩的かつ歴史的な意味をもつ土地に赴き、フィールドレコーディングによって「音の記憶」を収集。パティ・スミスはその音に耳を澄ませ、言葉を紡ぎ、詩として綴る。そしてその詩にインスピレーションを得て、コレクティヴが映像を制作。まさに“往復書簡(correspondences)”のようなプロセスを経て、ひとつひとつの作品が完成する。
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