ART
街中に広がる〈十和田市現代美術館〉と、市内に点在するアートな建築【青森でアートを巡る旅へ】
July 31, 2024 | Art, Architecture, Travel | casabrutus.com | photo_Takuya Neda text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
青森県で開催中の「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」は県内5つの美術館とアートセンターが連携して行うアートフェス。アートを通じて青森のいろいろな顔に出合えます。
青森県で開かれている「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」では「つらなりのはらっぱ」を共通テーマに各館が独自にキュレーションした企画展を行う。参加しているのは〈青森県立美術館〉〈青森公立大学 国際芸術センター青森〉〈弘前れんが倉庫美術館〉〈八戸市美術館〉〈十和田市現代美術館〉の5館だ。一つの県に現代美術を主に扱う美術館が5つもあるのは珍しい。青森という地や歴史に対してアーティストがそれぞれ呼応したアートが楽しめる。街中にアートが広がる〈十和田市現代美術館〉を訪れてみよう。
●街中に広がる白い箱の美術館〈十和田市現代美術館〉
西沢立衛が設計した〈十和田市現代美術館〉は街中に白い箱が点々と並べられたような建築だ。“箱“の中には原則として一つの箱に一つずつ、恒久設置作品が収められている。大きな窓のある”箱“や壁画が描かれた”箱“もあり、通りからもアートが楽しめる。美術館の向かい側にある「アート広場」では草間彌生らの作品を空の下で楽しめる。
〈十和田市現代美術館〉の企画展示室では「AOMORI GOKAN アートフェス 2024」のメイン企画として『野良になる』展が開催中だ。
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