ARCHITECTURE
東京・銀座のど真ん中に“公園”が誕生!? 生まれ変わった〈Ginza Sony Park〉の設計思想とは？
『カーサ ブルータス』2025年3月号より
| Architecture | a wall newspaper | photo_Shintaro Tohyama text_Akio Mitomi
東京・銀座の数寄屋橋交差点にあった〈ソニービル〉が、足かけ13年の建て替え計画を経て〈Ginza Sony Park〉に生まれ変わりました。プロジェクトを率いた建築関係のメンバー5人に、異例ずくめの設計プロセスを振り返ってもらいました。
銀座地区の高さ制限56mに対し約34mに抑えた〈Ginza Sony Park〉。屋上は高さ約20m。旧〈ソニービル〉の「街に開かれた施設」「ジャンクション建築」「縦のプロムナード」をさらに拡張した設計思想が実感できる。photo_Ginza Sony Park Project
〈Ginza Sony Park〉フェーズ1（2018.8-2021.9）。提供：Ginza Sony Park Project
〈ソニービル〉（1966.4-2017.3）設計：芦原義信。提供：ソニーグループ株式会社
永野大輔 2013年に当時のソニー社長・平井一夫からプロジェクトを任され、最初に連絡したのが荒木さんでした。
荒木信雄 元々ソニーファンだったのでうれしかったし、芦原義信設計の名建築を建て替えるべきか、という議論からじっくり考える時間がありました。
荒木信雄 元々ソニーファンだったのでうれしかったし、芦原義信設計の名建築を建て替えるべきか、という議論からじっくり考える時間がありました。
「Ginza Sony Park Project」のメンバー。右から／プロジェクト主宰：ソニー企業代表取締役社長・永野大輔。基本設計・実施設計監修：石本建築事務所執行役員・福地拓磨、同設計部門次長・舩越克己。基本設計（追加）・実施設計・施工：竹中工務店東京本店設計部グループ長・花岡郁哉。監修：アーキタイプ・荒木信雄。
永野 設計の依頼ではなく、相談相手から始まりましたね。
荒木 企業がパブリックなことを手がけ、街との関係をじっくり考えるケースになればいいと、最初の頃から話していました。
荒木 企業がパブリックなことを手がけ、街との関係をじっくり考えるケースになればいいと、最初の頃から話していました。
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