ARCHITECTURE
紅海に浮かぶ、隈研吾が手がけたサウジアラビアのヴィラ群。
『カーサ ブルータス』2024年8月号より
August 3, 2024 | Architecture | window on the world | photo_(c) ︎Nicola Maniero text_Housekeeper
サウジアラビアの西海岸で、持続可能な観光リゾートを開発する「紅海プロジェクト」が進行中。
この一角を担うウンマハト・アルシャイフ島に、隈研吾建築都市設計事務所によるホテル、カフェ、レストランを備えた絶景ヴィラ〈Ummahat 9-3〉が誕生した。
陸上のビーチヴィラと海上ヴィラの2種類からなり、ビーチヴィラは海岸線の輪郭と幾何学的な形をもとにした、緩やかに湾曲する低い屋根が特徴。環境への負荷を最小限に留めることも重要なテーマとし、砂の充填を最小限に抑えられるよう計算されている。
陸上のビーチヴィラと海上ヴィラの2種類からなり、ビーチヴィラは海岸線の輪郭と幾何学的な形をもとにした、緩やかに湾曲する低い屋根が特徴。環境への負荷を最小限に留めることも重要なテーマとし、砂の充填を最小限に抑えられるよう計算されている。
螺旋状の海上ヴィラは珊瑚礁からインスパイアされたデザイン。また素材にはコンクリートを極力使わず、代わりに部材をあらかじめ工場で製作して現地で組み立てるプレハブ工法を採用。木材や粘土、杉材など素材も自然へのリスペクトにあふれている。
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