新時代の序章となるか? 第18回『ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展』詳細レポート。
| Architecture, Art, Design | casabrutus.com | text_Megumi Yamashita @architabi editor_Keiko Kusano
Photo Gallery写真ギャラリー

第18回 ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の総合キュレーターを務めるレズリー・ロッコ(Lesley Lokko)。photo_Jacopo Salvi, Courtesy of La Biennale di Venezia

ジャルディーニのセントラーレ館前。5月20日の一般オープン初日には7500人が訪問と大盛況。開催は2023年11月23日まで。photo_Jacopo Salvi

生涯功労金獅子賞を受賞したナイジェリア人建築家/アーティスト、 デマス・ヌウォコの展示は、ジャルディーニのブック・パビリオンで開催。photo_Matteo de Mayda

ジャルディーニ会場の日本館。今年は〈o+h〉の大西麻貴氏と百田有希のキュレーションで、『愛される建築を目指して』がタイトル。photo_Megumi Yamashita

アルセナーレ会場の奥に建てられたパビリオンは、ロンドンからガーナにベースを移したデイビッド・アジャイの作品。〈Kwaee〉という作品名はガーナで使われるTwi語で「森」を意味する。photo_Megumi Yamashita

European Cultural Centre主催の『Time Space Existence』は、気候変動危機をテーマに52カ国からの参加者がヴェネチア各地に展示。こちらのMarinaressa Gardensには藤貴彰による〈ベネチ庵〉ほか、ノーマン・フォスター財団による難民用プレハブ住居などが登場。photo_Yuta Sawamura

三菱地所設計のチーフアーキテクトを務めながらTakaaki Fuji + Yuko Fuji Architecture(tyfa)を主宰する藤貴彰。二足の草鞋を履きながらサーキュラー素材による地域や地球環境に配慮したプロジェクトを進行中。photo_Megumi Yamashita

再生紙製の紙管ほか、パスタ製のジョイント、コーヒーかすのコンクリート、ワインのコルク栓の床材など、イタリア固有のものを再生した実験的素材で作られた〈ベネチ庵〉。組み立て式でコンパクトに輸送できるが、会期後は解体され家具に姿を変える予定。photo_Megumi Yamashita

各国で特徴的な再生素材を開発するほか、緯度に合わせてジョイントのアングルを変え、光の透過度を調整しようというアイディア。photo_Yuta Sawamura
Loading...