直島に誕生した安藤忠雄の〈ヴァレーギャラリー〉は、谷間に現れる聖地のような空間です。
April 2, 2022 | Architecture, Art, Travel | casabrutus.com | photo_Satoshi Nagare text_Jun Ishida
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〈ヴァレーギャラリー〉は建物内部に自然をそのまま取り入れた半屋外の建築。内外には草間彌生によるインスタレーション《ナルシスの庭》(1966/2022年)が広がる。
コンクリート壁による二重構造でできた館内は、入れ子のように内部にまた別の空間が作られている。
鉄板屋根のシフトや切り込みから太陽の光が美しく入り込む館内。
建物の形状は地形に合わせて30度に開いた台形平面を持つものになっている。
建物手前の芝生に広がる草間の《ナルシスの庭》。1966年のヴェネツィア・ビエンナーレでは、草間が芝生の上にミラーボールを敷き詰め、そこに自らも横たわるパフォーマンスを行なったが、ここでもインスタレーションの中を歩くことができる。。
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