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直島に誕生した安藤忠雄の〈ヴァレーギャラリー〉は、谷間に現れる聖地のような空間です。
ARCHITECTURE

直島に誕生した安藤忠雄の〈ヴァレーギャラリー〉は、谷間に現れる聖地のような空間です。

| Architecture, Art, Travel | casabrutus.com | photo_Satoshi Nagare   text_Jun Ishida

ベネッセアートサイト直島における安藤忠雄の9つ目の建築〈ヴァレーギャラリー〉が2022年3月12日にオープン。山間に建つANDO建築とランドスケープに展示されるのは草間彌生の《ナルシスの庭》と小沢剛《スラグブッダ88》です。

〈ヴァレーギャラリー〉は建物内部に自然をそのまま取り入れた半屋外の建築。内外には草間彌生によるインスタレーション《ナルシスの庭》(1966/2022年)が広がる。
〈ヴァレーギャラリー〉は建物内部に自然をそのまま取り入れた半屋外の建築。内外には草間彌生によるインスタレーション《ナルシスの庭》(1966/2022年)が広がる。
コンクリート壁による二重構造でできた館内は、入れ子のように内部にまた別の空間が作られている。
コンクリート壁による二重構造でできた館内は、入れ子のように内部にまた別の空間が作られている。
鉄板屋根のシフトや切り込みから太陽の光が美しく入り込む館内。
鉄板屋根のシフトや切り込みから太陽の光が美しく入り込む館内。
〈ヴァレーギャラリー〉は建物内部に自然をそのまま取り入れた半屋外の建築。内外には草間彌生によるインスタレーション《ナルシスの庭》(1966/2022年)が広がる。
コンクリート壁による二重構造でできた館内は、入れ子のように内部にまた別の空間が作られている。
鉄板屋根のシフトや切り込みから太陽の光が美しく入り込む館内。
瀬戸内国際芸術祭の開幕が目前に迫ったベネッセアートサイト直島に、安藤忠雄による新たなアート施設が誕生した。〈ヴァレーギャラリー〉は、アートサイト内に点在する様々な施設をつなぐべく、〈ベネッセハウス〉と〈地中美術館〉の間に位置する、〈李禹煥美術館〉向かいの山間に作られた半屋外の建築物だ。

安藤が「谷間の聖地」のような場所にしたいと、「祠」をイメージし設計したという建物は、三角形に開かれた斜面を生かした形状。12mm厚の鉄板を用いた屋根にはシフトや切り込みが入れられ、開口から光や風、時には雨が入り込み、建物の内部にいながらも外部の自然が感じられるものとなっている。
建物の形状は地形に合わせて30度に開いた台形平面を持つものになっている。
建物の形状は地形に合わせて30度に開いた台形平面を持つものになっている。
建物内は、コンクリートの壁による二重構造になっていて、細い通路の先に、光の差し込むステージのような空間があったり、その反対側には入れ子になった小部屋があったりと、小さな建物でありながらも変化に富んだ空間を楽しめる。
建物手前の芝生に広がる草間の《ナルシスの庭》。1966年のヴェネツィア・ビエンナーレでは、草間が芝生の上にミラーボールを敷き詰め、そこに自らも横たわるパフォーマンスを行なったが、ここでもインスタレーションの中を歩くことができる。。
建物手前の芝生に広がる草間の《ナルシスの庭》。1966年のヴェネツィア・ビエンナーレでは、草間が芝生の上にミラーボールを敷き詰め、そこに自らも横たわるパフォーマンスを行なったが、ここでもインスタレーションの中を歩くことができる。。
展示作品は数年のスパンで変更されるが、オープニングを飾るのは、草間彌生による《ナルシスの庭》だ。草間が1966年のヴェネツィア・ビエンナーレで初めて発表し、その名を世界に知らしめるきっかけともなった重要な作品が、館内と前庭、そして池にも設置されている。
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