隈研吾設計の最新ミュージアムがオープン!
| Architecture, Design | casabrutus.com | photo_Satoshi Nagare text_Ai Sakamoto editor_Keiko Kusano
Photo Gallery写真ギャラリー

南参道からミュージアムを見る。抑えたダークグレーの外装が周囲の緑に同化し、先端2cmの薄い軒が木の葉のように漂う。

架構が現しになったメインロビー。リズミカルに並ぶ柱が杜の木立を、床に敷かれた薄灰色の御影石が境内の玉砂利を思わせる。神社でよく見られる、垂木の木口を白く塗る手法を踏襲し、構造体である鉄骨梁の下面を白く塗っているのが印象的だ。

大和張りの壁からルーバー、そしてガラスへと変化するグラデーションが美しい2階ロビー。左奥のベンチは、明治神宮境内で役割を終えた木を使用しているという。

展示室の外壁には、板を互い違いに重ね合わせて、規則的な凹凸を出す大和張りを採用。建物の外装にも同じ寸法の大和張りが使われ、入れ子の状態にしている。

2階にある企画展示室。2020年3月29日までは『天皇陛下御即位奉祝 明治神宮ミュージアム開館記念展』を開催している。