ヴァン クリーフ&アーペルのジュエリーと日本の工芸による技の競演。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

ヴァン クリーフ&アーペルのジュエリーと日本の工芸による技の競演。

ヴァン クリーフ&アーペルのジュエリーと日本の工芸の技と技が競い合う展覧会が4月29日から京都国立近代美術館で開催される。会場構成は、建築家藤本壮介。

《フューシャ クリップ》ヴァン クリーフ&アーペル コレクション 1968年。プラチナ、ゴールド、ミステリーセッティング ルビー、ダイヤモンド。Patrick Gries © Van Cleef & Arpels
ハイジュエリーにおける職人の技術と超絶技巧を中心とした日本の近代工芸にみられる作家の技術の競演が展覧会のテーマだが、大きな見どころの一つは建築家藤本壮介による会場構成だろう。フランス大使館で行われた展覧会の記者会見では、藤本が展示プランを発表した。

歴代ミュージアムピースが揃う第1部「ヴァンクリーフ&アーペルの歴史」、超絶技巧ともいえる技を凝らしたジュエリーと日本の工芸作品が競い合う第2部「技を極める」、そして日本の現代工芸作家の作品とジュエリーを組み合わせる第3部「文化の融合と未来」に対し、それぞれ異なる展示空間を創出させる。
第1部「ヴァン クリーフ&アーペルの歴史」 (c)Sou Fujimoto Architects
ジュエリーと日本の工芸作品が競い合う第2部「技を極める」 (c)Sou Fujimoto Architects
第3部「文化の融合と未来」 (c)Sou Fujimoto Architects
「展覧会の空間構成は、自分がどういった空間表現をしたいかということより、展示するもののコンテクストを丁寧に見てゆき、どう鮮やかに切り返すかが面白い。今回は、工芸とジュエリー、小さなものと大きなもの、日本とフランスなどのコンテクストを読み解きながら、それらをどう見せるのか、どう体験してもらうのがいいかを考えてプランを作りました」という藤本。

それぞれの展示空間に対し、「寿司屋のカウンター」(第1部)、「襖」(第2部)、「竹林」(第3部)というキーワードをあげた。檜やガラスを多用した日本的かつ幻想的な空間が登場しそうだ。

『技を極める—ヴァン クリーフ&アーペル  ハイジュエリーと日本の工芸』

〈京都国立近代美術館〉

京都市左京区岡崎円勝寺町
 TEL 075 761 9900。4月29日〜8月6日。9時30分~17時。一般1500円。公式サイト