ヤコブセンの名作ホテルが58年ぶりの大リニューアル! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS
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アルネ・ヤコブセンが好んだオーガニックフォルムを象徴する、ロビーの螺旋階段。スペース・コペンハーゲンは床の大理石とトーンを合わせたレザーで手すりを覆い、明るい雰囲気に変えた。
デンマークの建築家アルネ・ヤコブセンが、建物から家具、カトラリーに至るまでを手がけた〈SASロイヤルホテル〉は、クラシックな建物が並ぶコペンハーゲンの中心で、高さ76.5m、地上22階建てという、圧倒的な存在感を放つ高層建築だ。4年の歳月をかけて1960年に完成したデニッシュ・モダニズムのアイコンであり、《スワン》や《エッグ》という名作椅子が、このホテルのためにデザインされたことでも知られる。北欧デザイン好きはいうまでもなく、各国要人、ミュージシャン、映画俳優、建築家など、コペンハーゲンでの滞在に、このホテルを指定する著名人も多い。
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「ハレの日」の特別なホテルから、明るく開放的なホテルに。 1960年の螺旋階段はレッドカーペット仕様。空港行きのバスターミナルが併設され、海外旅行が特別なイベントだった時代にふさわしい「ハレの日」を象徴した色合いだった。リニューアル後は明るく開放的な雰囲気になった。
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生まれ変わった階段。
時代は流れ2015年、ヤコブセンのデザインはロビーと606号室を残すのみとなった。彼の偉業を、そしてあのときのような驚きを現代にもう一度、との思いでロビー、客室、ミーティングルーム、カフェのフルリノベーションの計画が立てられた。最重視したのは、ヤコブセンのビジョンを残すこと。それを実現したのは、レストラン〈NOMA〉のインテリアで一躍有名となり、世界中に美しい空間を生み出すデザイン集団〈スペース・コペンハーゲン〉だ。

代表のシーネ・ビンスリウ・ヘンリクセンとピーター・ブンゴー・ルッツォーは、ヤコブセンが学んだデンマーク王立美大建築学科の後輩であり、国際的なホテルやレストランの内装や家具デザインも手がけている。彼らが考えたのは、ヤコブセンのマスターピースをミュージアムのように残すのではなく、新旧の家具やファブリック、素材をミックスし、新世代トラベラーにアピールし、未来に向かうホテルにすることだった。そして2018年春、〈ラディソン・コレクション・ロイヤルホテル〉として待望のオープン。そのデザイン理念を2人に聞いた。
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グレイッシュな家具とカーテンのシンプルな客室。風景を映す鏡がデコラティブな効果を発揮。
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