使い手のことを考えたら、建築も車もこうなるんだね。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

使い手のことを考えたら、建築も車もこうなるんだね。

富士山を望む広大な敷地につくられた盲導犬の育成施設。犬と人、それぞれの目線に立ってつくられた建築に、家族みんなで乗れるランドローバーで向かいました。

富士の裾野、富士宮の街から朝霧高原に向かう途中の草原に建つ日本盲導犬総合センター。盲導犬の育成や周知活動のほか、視覚障害者のための催しなども行う。日本盲導犬協会の同様な施設の中では唯一、見学者に常時開放している。

全棟平屋ですべてが回廊で結ばれ、各棟は単一の使途に限定された機能を持つ。盲導犬を必要とする視覚障害者は、約1か月の間ペアを組む盲導犬との共同訓練に入るため、専用の宿泊施設も用意されている。屋根の勾配や向きはあえて統一せず、杓子定規な雰囲気と無縁なのは、さすが日本建築学会賞作品賞受賞だけある。
回廊部分に設置された訓練用の障害物。ガラス張りの館内には、自然光がしっかり入る。
盲導犬の有力候補たち。盲導犬はまず血統によって選ばれるという。
視覚障害があっても黒と白の対比で空間的な把握ができるようにされた多目的トレーニングルーム。