DESIGN
《バタフライスツール》の制作背景に迫る展覧会が開催。
January 24, 2018 | Design | casabrutus.com | text_Housekeeper
1956年に発表されて以来、日本が誇るミッドセンチュリー家具の代表作として知られる柳宗理の《バタフライスツール》。その制作背景を紐解く企画展が開催中です。
《バタフライスツール》は、日本の曲木技術を使った柳宗理の代表作。〈MoMA〉や〈ルーヴル美術館〉など、世界中の美術館のパーマネントコレクションとして収蔵されるなど、時代を超えて今なお多くの人を魅了している。この度、松屋銀座7階の〈デザインギャラリー1953〉にて、《バタフライスツール》の鳥居や「天」の字を思わせる独特なフォルムがどのように生まれ、そして変化していったかに焦点を当てた展示が開催されている。
美しく成形された2つの木製部品が合わさった《バタフライスツール》は、戦後にイームズ夫妻のもとを訪れた柳宗理が成形合板に感銘を受け、何か作れないかと、塩化ビニールを使って無意識に手を動かしている時に偶然できた形がもとになっているという。
今回の展示では、制作元の〈天童木工〉の協力を得て、発表当時の初期型を展示。60年以上にわたって愛されてきた名作椅子の形が持つ原初的な魅力はもちろん、時代ごとの細かな変化などにもあらためて触れることができそうだ。
美しく成形された2つの木製部品が合わさった《バタフライスツール》は、戦後にイームズ夫妻のもとを訪れた柳宗理が成形合板に感銘を受け、何か作れないかと、塩化ビニールを使って無意識に手を動かしている時に偶然できた形がもとになっているという。
今回の展示では、制作元の〈天童木工〉の協力を得て、発表当時の初期型を展示。60年以上にわたって愛されてきた名作椅子の形が持つ原初的な魅力はもちろん、時代ごとの細かな変化などにもあらためて触れることができそうだ。