DESIGN
洞窟のような別荘に佇む、美しいタンクレストイレ。
January 25, 2023 | Design, Architecture | PR | photo_Kenta Hasegawa text_Hisashi Ikai editor_Ai Sakamoto
SUPPOSE DESIGN OFFICEが設計を手がけた〈DAICHI ISUMI〉。周囲の自然と一体化する会員制貸別荘のトイレ空間には、〈INAX〉の《SATIS Gタイプ ノーブルレーベル》が似合います。
房総半島の南東部を幾重にも蛇行しながら、太平洋へと注ぐ。この川のほとりに、〈DAICHI ISUMI〉は建つ。建築家/起業家の谷尻誠が、〈SOLSO〉の齊藤太一らと共同経営する会員制貸別荘サービス〈DAICHI〉初の施設だ。
「ここは僕も含めた4組の会員が共同利用する1棟。予定のない週末には必ず訪れるほど、お気に入りの場所です」と谷尻。都心から車で1時間半というアクセスのよさもあり、予約は好調だという。
〈SUPPOSE DESIGN OFFICE〉が設計を手がけた〈DAICHI ISUMI〉最大の魅力は、なんといっても目の前に広がる雄大な自然だ。“日本のウブド”と谷尻が称する絶景を生かすべく、“屋外で暮らす感覚”を軸にプランを展開した。
「川に面した引き戸を開放すれば、内と外が一体につながります。大地とともにくつろぎ、食事をして、風呂に入り、眠る。野生を肌で感じられるようにと、あえて空調も入れませんでした」
「ここは僕も含めた4組の会員が共同利用する1棟。予定のない週末には必ず訪れるほど、お気に入りの場所です」と谷尻。都心から車で1時間半というアクセスのよさもあり、予約は好調だという。
〈SUPPOSE DESIGN OFFICE〉が設計を手がけた〈DAICHI ISUMI〉最大の魅力は、なんといっても目の前に広がる雄大な自然だ。“日本のウブド”と谷尻が称する絶景を生かすべく、“屋外で暮らす感覚”を軸にプランを展開した。
「川に面した引き戸を開放すれば、内と外が一体につながります。大地とともにくつろぎ、食事をして、風呂に入り、眠る。野生を肌で感じられるようにと、あえて空調も入れませんでした」
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川と陸地との間には温度や気圧の差があるため、昼は川から陸へ、夜は陸から川へと風が吹く。この川風を有効に活用することで、南北の窓を開けると心地よい風がすっと通り抜け、夏場でも快適に過ごすことができるという。
「断熱材を厚めに入れているので、冬は薪ストーブと併設のサウナで十分に体が温められます」
心置きなく過ごすための、プライバシーをしっかりと守る居室レイアウトにも注目したい。
「1日中、風呂とサウナ、プールを行き来しながら過ごしたい。敷地内では裸で過ごしても平気なように、水場を縦方向につなげて隣接する家からの視界を遮りました。一方で、建屋の奥に穴蔵のようなこもったスペースを設け、落ち着ける居場所をつくっています」
入口は開けっぱなしでも、奥まった場所では閉じているように感じるのは洞窟に似ているとも。バスルームの奥に配したトイレもこうした“こもり場”の一つ。そこに置かれているのが、シンプルなフォルムとマットな質感が際立つ〈INAX〉のタンクレストイレ《SATIS Gタイプ ノーブルレーベル》ノーブルブラックだ。
「断熱材を厚めに入れているので、冬は薪ストーブと併設のサウナで十分に体が温められます」
心置きなく過ごすための、プライバシーをしっかりと守る居室レイアウトにも注目したい。
「1日中、風呂とサウナ、プールを行き来しながら過ごしたい。敷地内では裸で過ごしても平気なように、水場を縦方向につなげて隣接する家からの視界を遮りました。一方で、建屋の奥に穴蔵のようなこもったスペースを設け、落ち着ける居場所をつくっています」
入口は開けっぱなしでも、奥まった場所では閉じているように感じるのは洞窟に似ているとも。バスルームの奥に配したトイレもこうした“こもり場”の一つ。そこに置かれているのが、シンプルなフォルムとマットな質感が際立つ〈INAX〉のタンクレストイレ《SATIS Gタイプ ノーブルレーベル》ノーブルブラックだ。
「奥深い空間で気持ちを静めたい時に、突然白いトイレが現れると興醒めしてしまうでしょう。パーソナルな空間だからこそ違和感なく、その場にすっと収まるオブジェのようなものを置きたかった」
〈SUPPOSE DESIGN OFFICE〉が手がける物件では、《SATIS》を採用することが多いというが、その理由はなんだろう?
「サイズ感がほどよいところが気に入っています。多くの場合、トイレ用のスペースは限られているので、小さな空間にすっぽり収まってくれる感じがいい。いくら機能が優れていても、大きすぎると窮屈で圧迫感がありますからね」
空間と設備機器との関係は、居心地のよし悪しを決定づける重要なファクター。トイレという狭小のパーソナルスペースだからこそ、丁寧なモノ選びを心がけたい。
〈SUPPOSE DESIGN OFFICE〉が手がける物件では、《SATIS》を採用することが多いというが、その理由はなんだろう?
「サイズ感がほどよいところが気に入っています。多くの場合、トイレ用のスペースは限られているので、小さな空間にすっぽり収まってくれる感じがいい。いくら機能が優れていても、大きすぎると窮屈で圧迫感がありますからね」
空間と設備機器との関係は、居心地のよし悪しを決定づける重要なファクター。トイレという狭小のパーソナルスペースだからこそ、丁寧なモノ選びを心がけたい。
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