小寺慶子のレストラン予報|新橋〈Cofuku〉 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

小寺慶子のレストラン予報|新橋〈Cofuku〉

『カーサ ブルータス』2017年10月号より

想像力が膨らむモダンガストロノミーに心が華やぐでしょう。

右上から時計回りに/千葉県産 生ハム メークイン マッシュルーム、新潟県産コシヒカリ 卵黄 鶏皮、北海道産 鴨肉 ビーツ、玄米 蕎麦 金時草 不断草(料理は10,000円のコースの一例)。
「五感を刺激する料理」という表現がしばしば使われるが、それはつまり、食べ手の想像力を膨らませる料理。演出はあくまでもさりげないが、感受性に訴えかける料理を堪能できると、注目を集めているのが〈Cofuku〉だ。

ニューノルディックのエッセンスを取り入れたフレンチで一躍人気店となった〈スブリム〉のオーナー山田栄一さんが、〈スブリム〉の移転に伴い、新たにシェフの赤木渉さんを迎え、店名を改めてリニューアル。マンダリン オリエンタル 東京の〈タパス モラキュラー バー〉やデンマークの〈アマス〉〈カドー〉などで経験を積んだシェフとあって、食材の新たな美味しさを引き出す分子ガストロノミーのテクニックも随所に盛り込む。スナックからデザートまで11皿が登場するが、プレゼンテーションはイマドキでも、演出過多でないところが好感度大。キノコのソテーにパウダー状にしたマッシュルームと生ハムを合わせた前菜や低温調理をした北海道産の鴨胸肉にスライスビーツを添えたメインなど、実りの秋を想像させる新メニューも“豊作”だ。
[予算]1人12,000円〜
ディナーは10,000円のコースのみ。メインを肉と魚から選べるランチコースは4,500円。

[予約]早めの予約が望ましい
〈スブリム〉を手がける山田栄一さんの新店とあって、話題性は抜群。予約はお早めに。

[ドレスコード]スマートカジュアル
北欧のエッセンスをちりばめたモダンシックな空間になじむ装いで出かけたい。
〈スブリム〉の移転に伴い、8月4日にオープン。店名の〈Cofuku〉とは故事の“鼓腹”に由来。余白を生かした空間で供される料理は全体的に軽やかだが、心までしっかり満たされる内容。

〈Cofuku〉

東京都港区新橋5-7-7
ロイジェント新橋B1 TEL 03 3578 8831。12時〜13時LO、18時〜20時LO。日曜休。

レストラン予報士 小寺慶子

こでらけいこ ファッション誌、レストラン誌などの編集を経て、フリーのライターに。好きな食べ物は1にも2にも肉料理。塊肉を見ると反射的にアドレナリンが放出!

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