FOOD
京のおやつと箸休め|〈HOSOO LOUNGE〉のかさね色目のマカロン。
September 18, 2019 | Food | casabrutus.com | photo_Kunihiro Fukumori text_Shoko Nishimura
元禄元年(1688年)創業の西陣織の老舗〈細尾〉が手がけるテキスタイルメゾン〈HOSOO〉。その初の旗艦店〈HOSOO FLAGSHIP STORE〉が烏丸御池エリアにオープンした。
一画にあるカフェラウンジでは、着物や伝統工芸のストーリーを感じられるオリジナルスイーツを揃え、こちらのマカロンもそのひとつ。
繊細な色合わせが印象的な〈かさね色目のマカロン〉は、京都の人気パティスリー〈グラン・ヴァニーユ〉と共作したオリジナル。平安朝の公家の間で生まれた着物の配色美「かさね色目」をテーマにし、萌黄、紅といった古来の伝統色をマカロンの生地で表わしている。2色の伝統色を表裏に重ねてクリームには旬の食材を使い、和菓子のごとく季節を楽しめるのだ。
9月・10月は、秋のうつろいを表現。裏はわずかに黄味を帯び、表は青いままの “初紅葉”、時が進むにつれて黄味を帯びて色づく “青紅葉”、鮮やかな紅に染まる “紅葉” と名づけ、爽やかなスダチ、濃厚な和栗、自然な甘みのさつまいも、と三種三様の味わいがある。
家具や器ももちろん〈HOSOO〉のオリジナル。椅子やソファにはコレクションのテキスタイルを用い、食器やトレーは12代目・細尾真孝が参加するユニット〈GO ON〉のメンバーたちが手がけたもの。ひとつひとつにストーリーがあり、日本の伝統色、京都の伝統工芸や職人の技を軸に、未来につながるものづくりまでも楽しめてしまう。
繊細な色合わせが印象的な〈かさね色目のマカロン〉は、京都の人気パティスリー〈グラン・ヴァニーユ〉と共作したオリジナル。平安朝の公家の間で生まれた着物の配色美「かさね色目」をテーマにし、萌黄、紅といった古来の伝統色をマカロンの生地で表わしている。2色の伝統色を表裏に重ねてクリームには旬の食材を使い、和菓子のごとく季節を楽しめるのだ。
9月・10月は、秋のうつろいを表現。裏はわずかに黄味を帯び、表は青いままの “初紅葉”、時が進むにつれて黄味を帯びて色づく “青紅葉”、鮮やかな紅に染まる “紅葉” と名づけ、爽やかなスダチ、濃厚な和栗、自然な甘みのさつまいも、と三種三様の味わいがある。
家具や器ももちろん〈HOSOO〉のオリジナル。椅子やソファにはコレクションのテキスタイルを用い、食器やトレーは12代目・細尾真孝が参加するユニット〈GO ON〉のメンバーたちが手がけたもの。ひとつひとつにストーリーがあり、日本の伝統色、京都の伝統工芸や職人の技を軸に、未来につながるものづくりまでも楽しめてしまう。