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トーマス・マイヤーがたどるル・コルビュジエが日本に残した足跡【国立西洋美術館と弟子たちの建築】
| Movie | photo_Tetsuya Ito editor_Jun Ishida movie_Kazuyuki Miyabe(HIROBA), Masaharu Hasebe, Sakiko Tagawa(HIROBA)
2014年秋、〈ホテルオークラ東京〉本館の建て替えを受け、緊急来日したファッションデザイナーのトーマス・マイヤー。カーサ ブルータスとともに貴重な日本のモダニズム建築の認知を高めるプロジェクトを立ち上げた彼が、2016年6月再び日本を訪れた。目的は、世界遺産となるル・コルビュジエの〈国立西洋美術館〉と彼の弟子たちの建築物を観ることだ。再びモダニズム建築を巡る旅へと出た彼が、新たに発見したものとは?

トーマス・マイヤー
トーマス・マイヤー ドイツ出身。2001年にイタリアのラグジュアリー・ライフスタイル ブランド〈ボッテガ・ヴェネタ〉のクリエイティブ・デザイナーに就任。16年、就任15周年目を迎える。建築家の父を持ち、幼少時から建築に触れ育ったため、建築への造詣が深い。特に日本のモダニズム建築に強い関心を抱き、15年に起きた〈ホテルオークラ東京〉本館建て替えでは、貴重なモダニズム建築の保存を訴えるキャンペーンを行った。こうした活動が認められ、16年10月に米・ニューヨークに拠点を置くワールド・モニュメント財団から「Watch Award」を授与されることが発表された。
