〈IDÉE CRAFTS〉2つの器展で美意識のある暮らしを探求。
作り手とともに “美意識のある暮らし” を探求する〈IDÉE CRAFTS〉でこの秋、竹村良訓と冷水希三子の四季の器『4 Seasons dish 'Autumn-Winter'』、二階堂明弘 作陶展『 'Tis Autumn.』と2つの器展が開催される。
「形体と色彩の組み合わせ」を追究し、工芸の枠にとどまらず新しい価値観で作品づくりをする陶芸家・竹村良訓は、ろくろで形づくり素焼きした生地に、服を着せてあげるようなイメージで、直観的に釉薬を掛け分けていく。今回は、冷水と共に料理を意識しながら、旬な食材を旬な時期に味わう日常使いの器をイメージし、丁寧に二人で形と色を決めていったそう。
〈イデーショップ 自由が丘店〉
東京都目黒区自由が丘2-16-29 TEL 03 5701 7555。9月7日~24日。11時30分(土・日・祝11時〜) ~ 20時。会期中無休。
作家在店日/9月7日、8日。オープニングレセプション/9月7日18時~19時30分。
彼の代表的な作品「錆器(しょうき)」は、鉄分の多い益子の土を鉄の粉末と銅を主原料とする釉薬で塗り重ね、美しく経年変化した鉄のような質感が特徴だ。
繊細でモダンな薄造りの造形美に、刷毛で塗り重ねた痕跡が絶妙な表情をつくり、凛とした佇まいを放っている。どの作品も手に馴染む土の感触が心地よく、和と洋、どちらのスタイルにも馴染み、日々の暮らしに豊かさをもたらしてくれる器となっている。
〈イデーショップ 六本木店〉
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン Galleria 3F。TEL 03 5413 3455。9月7日~25日。10時~21時。会期中無休。
作家在店日/9月7日、8日、24日、25日。オープニングレセプション/9月8日18時~。