DESIGN
〈ヴィトラ〉名作椅子の物語を伝える、国際展覧会が日本へ。
April 23, 2018 | Design | casabrutus.com | text_Housekeeper
1950年の創業以来、名デザイナーと協働し、家具をはじめとする様々な商品を開発してきた〈ヴィトラ〉。中でも選び抜かれた名作椅子がその物語とともに展示される国際展がやってくる。
誕生50周年を迎える《パントン チェア》、ジャン・プルーヴェの《スタンダード チェア》、チャールズ&レイ・イームズの《イームズ エレファント》。現代に受け継がれるこれらの名作椅子は、〈ヴィトラ〉がデザイナーとともに考え、生み出してきたものだ。4月26日から新宿〈リビングデザインセンターOZONE〉で開催される展覧会『ザ オリジナル カムズ フロム ヴィトラ』では、これらの作品が、その開発された背景とともに展示される。
『ザ オリジナル カムズ フロム ヴィトラ』は、ただ製品を展示するだけでなく、製品にこめられた想いや物語を伝えるインスタレーションだ。そのため1つの製品に対して、ストーリーや歴史を示したパネル、図面、スケッチ、プロトタイプの写真などがセットになった木製のブースを作成。観覧者はそのモジュール構造になったブースを巡りながら、多角的に理解を深められる仕組みになっている。会場の建築やデザインを生かした構成も見どころだ。
日本展では、インスタレーションに加え、会場の〈リビングデザインセンターOZONE〉の3階にあるカフェ〈ザ・コンランショップ カフェ 新宿店〉とコラボし、カフェが《ティプトン》や《パントンチェア》などの名作椅子とアレキサンダー・ジラードのグラフィックで彩られる期間限定のイベントを開催する。〈ヴィトラ〉やデザイナーたちにまつわるスペシャルメニューも登場予定。
また、6月に発売される《スタンダード チェア》と《EMテーブル》の〈ザ・コンランショップ〉特別仕様の先行受注なども。名作椅子を見て、知って、体感できる、ファンにはうれしい展覧会だ。
『ザ オリジナル カムズ フロム ヴィトラ』
〈リビングデザインセンターOZONE(3階ウェルカムプラザ)〉