Casa BRUTUS編集長もキュレーターとして参加、10人のエキスパートが選んだインテリアの“ベスト100”。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

Casa BRUTUS編集長もキュレーターとして参加、10人のエキスパートが選んだインテリアの“ベスト100”。

デザインやアートに強い世界有数の出版社といえばイギリスの〈ファイドン〉。その新刊『ROOMS』は、インテリアデザインのショーケースのような1冊だ。

過去5年間に発表されたインテリアデザインから選りすぐりの100件を紹介する『ROOMS』。
世界各国の10人のインテリアのエキスパートがキュレーター役を務めて、各自10件、合計100件のインテリアを紹介するのが『ROOMS』のコンセプト。掲載物件はひとりのデザイナーまたは建築家につき1件のみなので、100の作り手による100の空間を1冊で堪能できる。著名建築家の作品から、聞いたことのないデザイナーの作品まで、国や地域も、空間の用途もさまざまなものが選ばれた。ショップや公共空間はもちろん、個人住宅のインテリアやアーティストによるインスタレーションなど簡単には見られないものも多い。共通するほぼ唯一の条件は、ここ5年以内に発表されたものだということ。つまりここに掲載されているのは、世界の最新インテリアのベスト100と言っていいだろう。
『Casa BRUTUS』の松原編集長が選んだ永山祐子設計の〈豊島横尾館〉。日本人では他に長坂常や杉本博司らによる空間も。
キュレーターとなった10人は、インテリア誌『Apartamento』のクリエイティブディレクターのナチョ・アレグレや『Wallpaper』誌編集長のトニー・チャンバースはじめ、デザイン批評家やデザインに詳しいレストランオーナーなど多様。日本からは小誌『Casa BRUTUS』の松原編集長が参加している。セレクトが有名なものに偏っていないのは、それぞれの思いや考えが反映されているからに違いない。
ランダムインターナショナルが2012年にロンドンのバービカンで行ったインスタレーション「レイン・ルーム」。
商品として流通するプロダクトや、現地へ足を運べば見られる建築と違い、この本が紹介するインテリアは誰でもアクセスできるとは限らない。700点以上の図版を使って物件を紹介する本は、そんな意味でとても貴重なもの。ページをめくるたびに刺激になる1冊だ。
2013年のフリーズ・ニューヨークに合わせて期間限定でオープンした、ドイツ人アーティストのトビアス・レーベルガーによる「バー・オッペンハイマー」。

『Room: Inside Contemporary Interiors』

アマゾンをはじめ、洋書を扱う書店にて購入が可能。調査価格9,300円。公式サイト