DESIGN
デザインで世界を癒やします。「無限ネコ製造機」って?
July 19, 2019 | Design, Culture | casabrutus.com | text_Housekeeper
〈アッシュコンセプト〉から発売された《ネコカップ》は、寝そべった猫のシルエットを無限に製造できるというユニークなアイテム。なんのために使うものなのか? デザインを手がけた森井ユカに話を聞きました。
立体造形家であり、世界各国の雑貨を集める雑貨本の著者としても有名な森井ユカ。キャラクターデザイナーとしても活躍する森井が、長年構想を練って完成させた商品がこの度〈アッシュコンセプト〉から発売になった。その名も《ネコカップ》。寝そべって手を伸ばしている猫を象ったオブジェで、ひっくり返すと中は空洞。その気の抜けた愛らしさからSNSを中心に話題になっているが、これはどんなことに使うものなのだろうか?
「これは本気で"世界を平和にする"アイテムなんです。メインの使用法はオブジェであり、砂場や海岸などで砂を詰めて猫の形を作る道具なのですが、たとえば猫が砂浜に量産されていたら、なんだかとっても嬉しくなりませんか? ふとしたところに猫のシルエットがあれば、みんなが癒されて、争いなんてなくなるんじゃないかと…。猫って本当に偉大なので」(森井ユカ)
「これは本気で"世界を平和にする"アイテムなんです。メインの使用法はオブジェであり、砂場や海岸などで砂を詰めて猫の形を作る道具なのですが、たとえば猫が砂浜に量産されていたら、なんだかとっても嬉しくなりませんか? ふとしたところに猫のシルエットがあれば、みんなが癒されて、争いなんてなくなるんじゃないかと…。猫って本当に偉大なので」(森井ユカ)
様々な素材を経てたどり着いたバイオマスプラスチック。最初はアイアンなども考えたというが、使用法を考慮し、持ち運びが容易な軽さであること、気温で変形しないこと、有機物を配合したエコな素材であることなどが決め手になったという。大きさも、「子どもが持てる」という点にはとくに配慮した。猫の実寸よりは数回り小さく、実際には"子猫サイズ"だ。
「猫が手を伸ばして寝そべっている姿がとても好きで、少し遠くにいるような、猫がふと視界に入った瞬間のイメージで作りました。猫といえばこういう形! という熱い気持ちを込めています」
砂場で猫を量産して貝殻や石で顔をつくったり、家の中ではオブジェとして。ゆるやかに確実に人を笑顔にする"無限ネコ製造機"、あなたならどんなふうに使いますか?
「猫が手を伸ばして寝そべっている姿がとても好きで、少し遠くにいるような、猫がふと視界に入った瞬間のイメージで作りました。猫といえばこういう形! という熱い気持ちを込めています」
砂場で猫を量産して貝殻や石で顔をつくったり、家の中ではオブジェとして。ゆるやかに確実に人を笑顔にする"無限ネコ製造機"、あなたならどんなふうに使いますか?
《ネコカップ》
2,700円。約W233× D121 ×H90mm。約150〜170g。全3色。〈アッシュコンセプト〉より発売。TEL 03 3862 6017。