
多摩動物公園
Tama Zoological Park(1958年)
- Text: Rie Nishikawa
1958年開園。樹木の上で暮らすオランウータンが高さ約15mのロープを悠々と渡るスカイウォークなど、動物たちの特徴的な生態を活かした展示が注目を集める。多摩丘陵の広大な敷地にあり、アジア、オーストラリアなど、生息地域ごとに展示。動物をなるべく自然な姿で見られるように、檻の代わりに壕(ほり)で仕切る広い展示場も特徴のひとつだ。昆虫園はファンも多く、昆虫園本館ではハキリアリやグローワームなどの珍しい外国産の昆虫と出会える。また1年中、色とりどりのチョウが舞う大温室を散策できる〈昆虫生態園〉は国内最大級、チョウをイメージした建物は1989年に日本建築学会賞を受賞している。●9時30分〜17時。水曜休。入園料600円。※写真提供:(公財)東京動物園協会