
李禹煥美術館
Lee Ufan Museum(2010年)
by Tadao Ando(安藤忠雄)
- Editor: Ai Sakamoto
- Text: Katsura Hiratsuka
- Photo: Tadasu Yamamoto
韓国出身で現代美術運動「もの派」を主導してきた李禹煥の、70年代から現代までの絵画・彫刻を展示する美術館。正面に建つ柱の作品《関係項―点線面》をはじめ、李のストイックな表現による作品と、安藤忠雄設計の鋭利なコンクリートの建築が拮抗し、場に緊張感を生み出している。建物の大部分は地形に沿って埋設。地上と地下を行き来しながら連なる展示室は、それぞれスケールや素材、光の状態を変え、作品を演出する。●10時〜18時(10月から翌2月は〜17時)。月曜休。鑑賞料1,050円。