
河井寛次郎記念館
Kawai Kanjiro's House(1973年)
by Kawai Kanjiro(河井寛次郎)
- Editor: Ai Sakamoto
- Text: Katsura Hiratsuka
大正から昭和にかけて京都を拠点に活動した陶芸家で、民藝運動の中心作家である河井寛次郎の住まい兼仕事場をありのまま公開する記念館。建物は島根県安来の大工の家に生まれた河井が自ら設計し、故郷の大工を呼び寄せて1937年に建てたもの。そこに自ら制作、あるいは収集した作品や家具調度が並ぶ。京都の町中では希少な登り窯も残る。「暮しが仕事 仕事が暮し」という言葉を残した河井の、生活と一体となった表現を伝える貴重なミュージアムだ。●10時〜17時(入館は16時30分まで)。月曜休(祝日の場合は開館し翌日休)。入館料900円など。