
ウルムスツール
Ulm Stool (1954)
by MAX BILL(マックス・ビル)
- Editor: Wakako Miyake
- Text: Takahiro Tsuchida
- Supervisor: Tomomi Nagayama
スイス出身のマックス・ビルはバウハウスで学び、建築家、デザイナー、アーティストとして活動。1953年からバウハウスの流れをくむドイツのウルム造形大学の初代学長を務め、校舎の設計にも携わった。《ウルムスツール》は、彼がウルムの学生たちのためにデザインしたもの。スツールとしてはもちろん、床に座ったときは小机に、横にすれば踏み台に、数脚並べればベンチになる。逆さにしてバーを持てば持ち運びもしやすい。ウルム造形大学は68年に閉校しているが、その哲学はこのスツールがひそかに継承している。44,000円(2022年12月現在)。(ヴォーンベダルフ/メトロクス TEL 03 5777 5866)