
東京工業大学百年記念館
Tokyo Institute of Technology Centennial Hall (1987)
by Kazuo Shinohara
- Text: Tatsuo Iso
1987年竣工。設計:篠原一男。東京工業大学博物館の展示室と会議室、ミーティングスペースからなる。アルミやガラスを多用した無機質な建物の4階に、直径11mの半円柱が横倒しになって貫通。3階から見上げると、その丸い腹がそのまま現れ、過激な空間が演出されている。設計者である篠原は異質な断片のぶつかり合いから生まれる「ランダム・ノイズ」を積極的に評価し、この建物の設計でそれを実践している。