
ユニテ・ダビタシオン
Unité d'Habitation(1952)
by Le Corbusier
- Photo: Yuji Ono
- Text: Masae Takata
- Editor: Wakako Miyake
1952年竣工。設計:ル・コルビュジエ。フランス第2の都市マルセイユにあるユニテ・ダビタシオンは、ル・コルビュジエ建築を代表する集合住宅。 モデュロール論に沿って設計された天井高 2.26m×幅3.66mの 「ユニテ」 (単位)を基本に、300余りのアパルトマンと幼稚園、商店を内包する。屋上には、オライトーによるアートスペースMAMOも。この建物の3階にあるのが、もともと住民の客を迎える部屋として考案されたホテルだ。一つの居住ユニテを二分割した広さ16㎡の「キャビン」10室は、ル・コルビュジエの考えた居住空間を体で感じられる部屋。 また、シャルロット・ペリアンが設計した完成当時のキッチンや収納を残した海を望むダブルルーム「ル・ミュゼ」も泊まってみたい。