オリジナルのレコードがカッティングできる! スズキユウリが語る《トイ・レコードメーカー》の魅力。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

オリジナルのレコードがカッティングできる! スズキユウリが語る《トイ・レコードメーカー》の魅力。

サウンドアーティスト&デザイナー、スズキユウリと学研がコラボしたレコードメーカーが『大人の科学マガジン』で発売中。スマホと連携して簡単にレコードカッティングできる本気のおもちゃ。その全貌をスズキユウリにインタビューしました。

ロンドンをベースに活動するサウンドアーティスト&デザイナー、スズキユウリが、学研とのコラボレーションで開発した《トイ・レコードメーカー》。iPhone などと接続し、簡単にレコードがカッティングできるという高度なおもちゃだ。その製作秘話や楽しみ方について、スズキユウリ本人にインタビューした。

Q  「音」に関わるデバイスやインスタレーションをクリエイトしてきたユウリさんですが、この《トイ・レコードメーカー》を作ったきっかけは?

昔からレコード自体には惹かれるところが多く、レコードを使った作品もいくつか作ってきました。今、MP3なら簡単に複製できますし、それ以前のCDやカセットでも自分で増産、つまりコピーが簡単にできました。でも、レコードだとそうはいかないですよね。だから、レコードは今ある音楽メディアの中で、唯一、物質的価値があるものじゃないかと思うんです。

お金を出せばレコードのカッティングマシーンも手に入るんですが、レコードを自分で作るって、子供の頃からの夢みたいなもんじゃないですか。だから、安いマシーンが作れたらいいなとずっと思ってて。バンド始めた子たちが、気軽にレコーディングできるようなイメージです。

それで、10年ぐらい前に勤めていたスウェーデンの電子楽器メーカー〈ティーンエイジ・エンジニアリング〉の社長から「何か好きなものを考えてみたら」と言われまして。商品化はしなかったんですが、それでカッティングマシーンを作るノウハウは培っていました。

Q その後、学研から話がきた?

4〜5年ほど前ですね。学研の『大人の科学マガジン』から「何かアイディアはないか?」という話が来まして。『大人の科学マガジン』は自分で組み立てる付録がついたかなり面白い雑誌でして、これまでにテルミンやシンセサイザーなどかなり高度なものを扱っています。それで、このカッティングマシーンをやろうということになり、コラボレーションが始まりました。
組み立て時間は約1時間想定。スマホにつないで簡単にレコードがカッティングできる。
Q 完成した商品ではなく、付録を自分で組み立てるという方式で。

そうですね。『大人の科学マガジン』なので組み立て式が前提でしたが、それによって価格が抑えられるという利点がありました。(雑誌込みで7,980円)。時間はかかりましたが、この価格にしてこのクオリティのものが提供できるのは結構スゴイかなと思ってます。組み立ても複雑ではなく、プラモデルを組み立てられる方なら誰にでもできます。

Q 実際の使い方は?

スマホやマイクなどソースは何でも構わないんですが、ケーブルで音ソースと接続し、カッティング用のアームをディスクに落とすとヘッドが溝を刻んでいきます。45回転と33回転で録音できますが、長さ的には約4分、日本のポップス一曲の長さって感じです。
スズキユウリがレクチャー!〈トイ・レコードメーカー〉でレコードをカッティングしてみよう。

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