メトロポリタン美術館で“ロックスターの楽器展”がスタート。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

メトロポリタン美術館で“ロックスターの楽器展”がスタート。

ジミヘンのフライングVからキース・ムーンのドラムセット、はてはレディ・ガガのカスタムピアノまで! 歴代のミュージシャン達が愛用した楽器の数々が、あの〈メトロポリタン美術館〉にズラリ勢ぞろい。早くも話題沸騰の展覧会です。

展示ギャラリーのエントランス。チャック・ベリーが『ジョニー・B・グッド』(1958年)で使ったギブソンES-350Tがお出迎え。
「ロックミュージシャンが愛用した楽器の展覧会を、美術館が催すのはこれが初」と豪語するのは、メトロポリタン美術館のマックス・ホライン館長だ。ジミ・ヘンドリックスが自らペイントした『ラブドロップス』がこちらにあるかと思えば、あちらにはキース・リチャーズが誕生日にエリック・クラプトンから贈られたテレキャスター『ミカウバー』が。

そのクラプトンの愛器『ブラッキー』に、ジェフ・ベックがヤードバーズ時代に愛用したフェンダー・エスクワイヤー、メタリカのラーズ・ウルリッヒが2008年の世界ツアーで使用したドラムセットまでも。ジョン・レノンのリッケンバッカーもあれば、キース・エマーソンのハモンドオルガンも鍵盤にナイフが突き刺さったまま、モーグの横に並んでいる。実に130点を超えるロックの「お宝」を間近で鑑賞できるのが、この『プレイ・イット・ラウド』展なのである。
エディ・ヴァン・ヘイレンの赤い『フランケンシュタイン』やニール・ヤング、ジョー・ペリーのギターが並ぶ。
ジミ・ヘンドリックスが1967〜1969年にわたり愛用した『ラブドロップス』。模様はマニキュアで描いている。 photo: Courtesy of Rock & Roll Hall of Fame
こちらはキース・リチャーズがアルバム『ベガース・バンケット』で使用したレスポール。
ジャック・ブルースのフェンダーベース。オランダのアーティストがペイントを施した。 photo: Courtesy of Hard Rock International 
ジミ・ヘンドリックスが1967〜1969年にわたり愛用した『ラブドロップス』。模様はマニキュアで描いている。 photo: Courtesy of Rock & Roll Hall of Fame
こちらはキース・リチャーズがアルバム『ベガース・バンケット』で使用したレスポール。
ジャック・ブルースのフェンダーベース。オランダのアーティストがペイントを施した。 photo: Courtesy of Hard Rock International 
プレス向け内覧会に特別ゲストとして現れたのは、ジミー・ペイジ。ギブソンの『EDS-1275 』を始めとするギターコレクションや機材・衣装を同展に貸し出している。

「最初に打診された時はピンと来なかった。が、会場構成について『グレコ・ロマン様式の彫刻が置かれたギャラリーを抜けると、目の前に燦然と輝くチャック・ベリーのギターが現れます』と聞き、とたんに心が動いた。チャック・ベリーのギターがまるで ”聖杯" のように掲げられるとは素晴らしい。もう『何から貸そうか?!』と(笑)」