FOOD
小寺慶子のレストラン予報|江戸川橋〈中華 汀〉
『カーサ ブルータス』2021年9月号より
September 15, 2021 | Food | RESTAURANT FORECAST | photo_Kayoko Aoki text_Keiko Kodera
香気あふれる四川料理に食欲が増進するでしょう。
四川料理といえば、舌がしびれるような辛さの料理を思い浮かべるが、四川では “百菜百味” という言葉が使われるように、多彩な料理にはその数だけさまざまな風味と個性がある。それをカジュアルに楽しめるのが〈中華 汀(みぎわ)〉。6月にオープンした小さな店の厨房でひとり腕をふるうのは、四川料理の人気店、神楽坂〈芝蘭〉出身の江崎祐弥さんだ。
メニューに並ぶ料理は前菜だけでも13種。点心や肉料理、海鮮、野菜、麺飯類など、四川料理のバラエティの豊かさを感じさせるラインナップのなかでも、黒酢をきかせた牛ハチノスと牛スネの辣油ソースがけや、鶏ムネ肉にコクのある胡麻辛子ソースを合わせた棒々鶏など、四川で “家庭の味” として親しまれる料理に心を掴まれる。豆腐に餡を絡ませながら煮込み料理として仕上げる麻婆豆腐は、乾煎りし、粉末状にした唐辛子と花椒の香りと豆豉の旨みが味の輪郭をハッキリと際立たせており、食べるほどに食欲増進。辛いだけではない、四川料理の真髄を楽しめる中華の新店に通っチャイナ!
メニューに並ぶ料理は前菜だけでも13種。点心や肉料理、海鮮、野菜、麺飯類など、四川料理のバラエティの豊かさを感じさせるラインナップのなかでも、黒酢をきかせた牛ハチノスと牛スネの辣油ソースがけや、鶏ムネ肉にコクのある胡麻辛子ソースを合わせた棒々鶏など、四川で “家庭の味” として親しまれる料理に心を掴まれる。豆腐に餡を絡ませながら煮込み料理として仕上げる麻婆豆腐は、乾煎りし、粉末状にした唐辛子と花椒の香りと豆豉の旨みが味の輪郭をハッキリと際立たせており、食べるほどに食欲増進。辛いだけではない、四川料理の真髄を楽しめる中華の新店に通っチャイナ!
[予算]夜は1人5,000円前後
前菜は1皿550円〜。肉、海鮮、野菜、麺飯類など、ディナーは2〜3人でシェアするのがおすすめ。
[予約]夜は予約を
厨房の調理風景を眺められるカウンターは1人のときにも。夜はネット予約も受け付けている。
[ドレスコード]カジュアルでOK
シンプルで気取りのない店構え。近所に住んでいたら毎日通いたくなること間違いなし。
小寺慶子
こでらけいこ 肉を糧に生きる肉食系ライター。最近の趣味は焼肉店のお取り寄せで “宅トレ” をしながら食べ物回文を考えること。「ん! 明太子が濃いタン麺」(駄作)