FOOD
京のおやつと箸休め|〈御菓子司 かぎ甚〉の白味噌水ようかん。
August 18, 2020 | Food | casabrutus.com | photo_Kunihiro Fukumori text_Shoko Nishimura
コロナ渦にあって、色々な試みを始めた京都の和菓子店。建仁寺の西門近くに暖簾を掲げる〈かぎ甚〉もそんな一軒。これまでなかったサイトを開設し、5月にはオンラインショップをスタート。取り寄せもできる、新商品の「白味噌水ようかん」を紹介する。
試行錯誤の末、出来上がったというのが、こちらの「白味噌の水ようかん」。今までにない和菓子を、と考えられたオリジナルの水ようかんだ。白味噌はどちらかというと秋、冬に使われることが多く、白味噌雑煮や西京漬などの京料理に欠かせない食材。これを、なめらかな口どけになるように水分量にこだわり炊き上げた備中白小豆のこし餡と組み合わせている。程よい塩気とつるんとした食感があり、柚子皮といっしょに味わうと一気に爽やかさが増す。
白味噌は、京都の名だたる料理店が愛用している「山利商店」製。付け合わせた粉山椒は、「黒七味」で知られる「原了郭」のもので、好みでふりかけると風味が増し、甘みの変化を楽しめる。
京都産品と名水で、京菓子の伝統を守りつつ新たな味に仕立てた水ようかん。カットせずに、スプーンですくって食すスタイルも新しい。
白味噌は、京都の名だたる料理店が愛用している「山利商店」製。付け合わせた粉山椒は、「黒七味」で知られる「原了郭」のもので、好みでふりかけると風味が増し、甘みの変化を楽しめる。
京都産品と名水で、京菓子の伝統を守りつつ新たな味に仕立てた水ようかん。カットせずに、スプーンですくって食すスタイルも新しい。
『御菓子司 かぎ甚』(おかしつかさ かぎじん)
京都市東山区大和大路通四条下ル小松町140 TEL 075 561 4180。8時〜17時。(火曜は16時閉店)。水曜休、ほかに臨時休業あり。