FOOD
日本橋兜町〈K5〉のレストランやバーはグローバルな雰囲気満点|寺尾妙子のNEWSなレストラン
| Food | casabrutus.com | photo_Kayoko Aoki text_Taeko Terao editor_Rie Nishikawa
日本初の銀行の別館として、大正12年(1923年)に建てられた歴史的建造物をスウェーデンのデザインユニットClaesson Koivisto Rune(CKR)がリノベーションした複合施設〈K5〉。2月のオープン後いったん休業していたが、5月7日からホテルの営業を再開し、一部の店舗では営業、テイクアウトがはじまった。ボーダレスな空気に満ちた心地いいレストランやバーをご紹介。
■ CAVEMAN
ホテルのメインダイニング的な役割も果たす〈CAVEMAN(ケイヴマン)〉は、発酵にフォーカスした料理でフーディーズから話題の目黒〈kabi〉の姉妹店。イタリアンで料理人人生に足を踏み入れ、北欧で初めてミシュラン3ツ星を獲得したノルウェー〈MAAEMO〉でスーシェフを務めたというオーナーシェフ、黒田敦喜がつくるのは日本の食材を用い、イタリアや北欧の技法を駆使してつくる11皿からなるコースだ。
牧草で燻製したトマトや天然酵母を具にしたかき揚げなど、思いもよらぬアプローチで、枠組を超えた品々に意表を突かれまくる。
アリなどの昆虫類や木の枝などにまで、食材としての可能性を求める北欧のガストロノミー界に身をおいたシェフ、黒田は言う。
「素材も調理法も種類は無限大にあります。そんななかで目一杯、自由に料理をつくっていきたい」
今、東京で最も先鋭的なレストランがここかもしれない。
牧草で燻製したトマトや天然酵母を具にしたかき揚げなど、思いもよらぬアプローチで、枠組を超えた品々に意表を突かれまくる。
アリなどの昆虫類や木の枝などにまで、食材としての可能性を求める北欧のガストロノミー界に身をおいたシェフ、黒田は言う。
「素材も調理法も種類は無限大にあります。そんななかで目一杯、自由に料理をつくっていきたい」
今、東京で最も先鋭的なレストランがここかもしれない。
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寺尾妙子
てらお たえこ 食ライターとして雑誌やWEBで執筆。好きな食材はごはん、じゃがいも、トリュフ。現在、趣味の茶の湯に邁進中。
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