FOOD
京のおやつと箸休め|〈御室和菓子 いと達〉の包み餅。
| Food | casabrutus.com | photo_Kunihiro Fukumori text_Shoko Nishimura
仁和寺に程近い閑静な住宅地に2019年秋にオープンした和菓子店。京都人が愛し、敬意を寄せる御室の地に根づくよう御室和菓子と名のり、ひっそりとたたずむ。京都に出向かずとも取り寄せて味わえる、古びず走りすぎず、そして美しい〈包み餅〉をご紹介する。
「和菓子を気軽に親しんでもらうきっかけになるような菓子でありたい」。そんな思いで作っているという〈包み餅〉。主人の伊藤達也さんは京都の和菓子司でのべ17年間修業を重ね、培った経験をベースにこの菓子を編み出した。
もちっとした外郎(ういろう)のような食感の生地に平安王朝時代のかさねの色目にあやかった色を取り入れ、四色を揃える。ピンク色は “桜”、緑色は“楓”、オレンジ色は “紅葉”、紫色は “雪中花” と名づけ、春夏秋冬のうつろいを色の合わせで表現。店内から見える厨房で伊藤さんが毎日仕込み、鉄板で薄く焼き上げた生地を重ね、こし餡と白味噌きな粉餡を包んでいる。
焼き菓子のような袋入りから貼り箱入りまであって、おやつにも進物にも、和菓子初心者にも茶人にも受け入れられそうな気軽さと洒落感。まずは取り寄せ、いずれはお店に出向いて生菓子も味わってほしい。きんとんは注文を受けてから目の前で作ってくれ、わらび餅はトロトロの柔らかさ。作りたてのおいしさで和菓子の深き世界へと誘ってくれる。
もちっとした外郎(ういろう)のような食感の生地に平安王朝時代のかさねの色目にあやかった色を取り入れ、四色を揃える。ピンク色は “桜”、緑色は“楓”、オレンジ色は “紅葉”、紫色は “雪中花” と名づけ、春夏秋冬のうつろいを色の合わせで表現。店内から見える厨房で伊藤さんが毎日仕込み、鉄板で薄く焼き上げた生地を重ね、こし餡と白味噌きな粉餡を包んでいる。
焼き菓子のような袋入りから貼り箱入りまであって、おやつにも進物にも、和菓子初心者にも茶人にも受け入れられそうな気軽さと洒落感。まずは取り寄せ、いずれはお店に出向いて生菓子も味わってほしい。きんとんは注文を受けてから目の前で作ってくれ、わらび餅はトロトロの柔らかさ。作りたてのおいしさで和菓子の深き世界へと誘ってくれる。
雅な色合わせの〈包み餅〉。3種類のもち粉を独自の比率で組み合わせたもちもちの生地が特徴。餡は、白餡に白味噌やきな粉、黒糖を加えた餡、小豆こし餡の2種類。
手土産や進物向きの箱詰めも。熨斗、包装も洒落ていて、5個入りの箱は木蓋で裏にロゴの焼き印が。
