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ボッテガ・ヴェネタが〈麻布台ヒルズ〉にイタリアと日本の職人精神が息づく新ストアをオープン。
『カーサ ブルータス』2025年2月号より
December 28, 2024 | Fashion, Design | PR | photo_Kenshu Shintsubo text_Masanobu Matsumoto
〈麻布台ヒルズ〉に新しくオープンした〈ボッテガ・ヴェネタ〉の新ストア。乳白色の洞窟のように美しいその空間には、ブランド発祥の地、イタリアと日本のクラフツマンシップが息づいています。このストアの空間づくりに参加した、現代美術家・三嶋りつ惠とプラントハンターで造園家の西畠清順にインタビューしました。
〈ボッテガ・ヴェネタ〉のルーツ、イタリアと日本とのつながり。
そこに広がるのは、乳白色の洞窟のような有機的で美しい空間。この冬、満を持してオープンした〈ボッテガ・ヴェネタ 麻布台ヒルズ〉は、これまでにない非日常的なスペースに仕上がっている。着想源は、地中海のモダニズム建築。なだらかなカーブを描く乳白色の漆喰に、温かみのあるチーク材が映える。その色合いや質感に囲まれた店内の空間は、とても心地良い。
「ヴェネトの工房」を意味する〈ボッテガ・ヴェネタ〉。メゾンが生むアイテムは、常にイタリアに脈々と継がれる職人精神を体現してきた。この空間にもそのエッセンスが随所に光る。例えばイタリアの職人が仕上げたという床のモザイクは、メゾンが工房を置く北イタリアのヴェネト地方で流行したパッラーディオ様式をモディファイしたもの。
「ヴェネトの工房」を意味する〈ボッテガ・ヴェネタ〉。メゾンが生むアイテムは、常にイタリアに脈々と継がれる職人精神を体現してきた。この空間にもそのエッセンスが随所に光る。例えばイタリアの職人が仕上げたという床のモザイクは、メゾンが工房を置く北イタリアのヴェネト地方で流行したパッラーディオ様式をモディファイしたもの。
日本との新たなつながりも、コンセプトのひとつになっている。特筆すべきは、ふたりの日本人アーティストとの協業だろう。ひとりはブランドのルーツのひとつであるヴェネツィアと京都を拠点に、ムラーノガラスの職人と協業した作品づくりを展開する三嶋りつ惠。彼女のガラス作品と鏡が本店を彩る。もうひとりは、プラントハンターの西畠清順だ。彼は、この空間のために、特別に仕立てたガジュマルの木を用意した。
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