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ジョナサン・アンダーソンが語る|〈カサロエベ表参道〉で〈ロエベ〉の世界に没入する。
『カーサ ブルータス』2024年1月号より
December 9, 2023 | Fashion, Architecture, Art, Design | PR | photo_Masami Naruo (SEPT) styling_Tamao Iida hair_Nori Takabayashi (YARD) make-up_Nobuko Maekawa (Perle management) model_Callum (EXILES), Onyx (Tokyo Rebels) text_Masae Wako editor_Akane Maekawa
クリエイティブ ディレクター、ジョナサン・アンダーソンのセンスと情熱が吹き込まれた〈カサロエベ表参道〉がリオープンしました。
■ 日本の文化や風景を取り込む〈ロエベ〉の新しい “邸宅” 。
都会の街並みを豊かに変えるのは、アートとクラフトと美しい自然。それを教えてくれる新ショップが、11月11日、表参道に誕生した。〈ロエベ〉のフラッグシップ・ストア〈カサロエベ表参道〉。ウィンドウ越しに見えるレザーアイテムやモダンなアートピースも気になるが、何と言っても圧巻は、銀色のタイルで覆われた外壁。表参道のけやき並木が映り込んでゆらめくその光景に、通りを歩く人々は、目を輝かせたり立ち止まったり。タイルは職人の手仕事によるもので、外壁に約1万1700枚、内装に約1万300枚。今回のためにスペインで作られた。
「日本は四季を大事にする国だからね。今日は紅葉がきれいだけれど、季節が変わるたび、訪れるたびに、印象が変わるようなファサードを作ろうと考えたんです」(ジョナサン・アンダーソン)
嬉しそうに語るのは、クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソン。この表参道店は2014年のリニューアルオープン時、ジョナサンが「アートコレクターの邸宅」というテーマで新たにデザインした思い出の場所だ。以降、世界中で展開する店舗〈カサロエベ〉の原型ともなった。
都会の街並みを豊かに変えるのは、アートとクラフトと美しい自然。それを教えてくれる新ショップが、11月11日、表参道に誕生した。〈ロエベ〉のフラッグシップ・ストア〈カサロエベ表参道〉。ウィンドウ越しに見えるレザーアイテムやモダンなアートピースも気になるが、何と言っても圧巻は、銀色のタイルで覆われた外壁。表参道のけやき並木が映り込んでゆらめくその光景に、通りを歩く人々は、目を輝かせたり立ち止まったり。タイルは職人の手仕事によるもので、外壁に約1万1700枚、内装に約1万300枚。今回のためにスペインで作られた。
「日本は四季を大事にする国だからね。今日は紅葉がきれいだけれど、季節が変わるたび、訪れるたびに、印象が変わるようなファサードを作ろうと考えたんです」(ジョナサン・アンダーソン)
嬉しそうに語るのは、クリエイティブ ディレクターのジョナサン・アンダーソン。この表参道店は2014年のリニューアルオープン時、ジョナサンが「アートコレクターの邸宅」というテーマで新たにデザインした思い出の場所だ。以降、世界中で展開する店舗〈カサロエベ〉の原型ともなった。
「今回のリオープンに際して思いついたのは、建物を鏡面のようなタイルで覆うこと。街の色や木々の姿を映し込むだけでなく、有機的な雰囲気も出したくて、表面が波打つような塗装仕上げにしました。不均一な揺らぎを持つ質感は、日本の焼き物にも似ていると思いませんか? 私はいつも、その国の景色や文化に似合う店づくりをしたいと考えているんです」(ジョナサン・アンダーソン)
室内にも鏡面タイルを使っているため、屋外の景色が映り、建物の内外が交じり合うように感じられる。これもジョナサンの発案だ。
「内外の境界をあいまいにするという、日本建築の特徴を意識したつもりです。1階に吊した大きな苔玉のようなオブジェも、小さな庭園が空中に現れたようでしょう? 表参道という大都会なのに、店に入った瞬間、ゆったりした気分に包まれる。どこか違う場所に入り込んだように感じられますね」(ジョナサン・アンダーソン)
1階と2階には自然光がふんだんに入り、地下には、世界で2軒目かつ東京では初の〈ロエベ リクラフト〉が設けられた。店内の随所に、アートピースや、バーナード・リーチの陶器などの希少な工芸品が置かれているのも特徴だ。
室内にも鏡面タイルを使っているため、屋外の景色が映り、建物の内外が交じり合うように感じられる。これもジョナサンの発案だ。
「内外の境界をあいまいにするという、日本建築の特徴を意識したつもりです。1階に吊した大きな苔玉のようなオブジェも、小さな庭園が空中に現れたようでしょう? 表参道という大都会なのに、店に入った瞬間、ゆったりした気分に包まれる。どこか違う場所に入り込んだように感じられますね」(ジョナサン・アンダーソン)
1階と2階には自然光がふんだんに入り、地下には、世界で2軒目かつ東京では初の〈ロエベ リクラフト〉が設けられた。店内の随所に、アートピースや、バーナード・リーチの陶器などの希少な工芸品が置かれているのも特徴だ。
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